野田佳彦代表は９月７日、北海道帯広市、広尾郡大樹町を訪問し、畑作農家との意見交換、2025年「石川かおり＆ともひろ野遊会」、ロケット開発企業の「インターステラテクノロジズ株式会社」を視察しました。

■畑作農家との意見交換
　帯広市内にある加藤農場を訪問し、全十勝地区農民連盟、川西農民連盟、帯広市川西農協、大正農民同盟の皆さんと農家の課題について意見交換をしました。
　農家の皆さんからは課題として、肥料や生産資材、飼料価格、農業機械の高止まりによる所得の目減り、作物の高温障害、種子の海外依存への不安、鹿など動物による被害、コスト上昇による畜産農家の離脱――等があげられました。

　野田代表は意見交換終了後に記者団からの取材に、「高温障害による非常に大きな影響が出ています。それに対して、種の改良や技術的な問題と、気候によって大きく変動する農業者の生活への対応が必要であり、そのためにわれわれが言っている直接支払制度の拡充（食農支払制度の創設）のようなものが必要だと改めて実感することができた。衆院選挙があった場合にも、地方において農業政策が重要になるので参考にしたい」と所感を述べました。

■2025年「石川かおり＆ともひろ野遊会」
　その後、2025年「石川かおり＆ともひろ野遊会」に出席し、参加者に向けてあいさつした野田代表は、主催である石川知裕元衆院議員が前日に亡くなったことについて哀悼の意を表し、「病魔と戦い続けながら懸命に戦ってきた不屈の人生だった」と惜しみました。欠席した妻である石川香織衆院議員について「代表質問や予算委員会の質疑にも立つ、最もバランスの取れた伸びしろのある政治家だ」と紹介しました。

■インターステラテクノロジズ株式会社視察
　最後に、宇宙輸送を担うロケット事業と宇宙利用のハードウェアである人工衛星事業に取り組む「インターステラテクノロジズ株式会社」大樹本社を訪問しました。本社工場を視察し、稲川貴大さん（代表取締役CEO）から同社のミッションや観測ロケットでの宇宙到達実績、サービス内容、小型ロケットZEROの開発の状況等について説明を受けました。宇宙基本法を超党派で起草したメンバーである野田代表は、「民間レベルでたくましくチャレンジしているところが出てきたのはすごくうれしい。同時に発射場のインフラ整備の問題等、新たな課題についても教えていただいたので、課題解決に向けて政治的に頑張る」と話しました。