参院新潟県選挙区の森ゆうこ候補は選挙戦15日目の7月7日、泉健太代表を応援弁士に迎えてJR長岡駅近くで街頭演説会を開催。泉代表は「国会には戦う政治家が必要だ」と、森候補への支援を呼びかけました。

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 「今回の選挙で毎日毎日新たな出会いと、再会の日々だった。お一人おひとりとご縁をいただき、そのご縁を一つひとつ皆さまとつないだ新潟の民主主義だ」と述べた森候補。山際経済再生担当大臣の「野党の話は聞かない」や、茂木自民党幹事長の「消費税を下げたら年金3割カット」との発言に触れ、「安倍一強以来、どんどん権力が大きくなって何でも好き放題。『森友・加計・桜』、こんなことが許されていいわけがない。政治とカネの問題も、いろいろなことがあったのになぜ権力を失わないのか。中央の巨大な権力と、私たち草の根の民主主義との戦いだ。負けるわけにはいかない」と力を込めました。

 「なんでこんな物価高なのに年金を下げるのか。そんなひどいことをしている先進国はない。それが経済を悪くし、自民党の政策の失敗で30年間上がっていない若い人たちの給料をまた下げることになる。そして今だけ、金だけ、自分だけ。大企業や富裕層を優先するだけの経済政策をしているから誰も幸せにならないし、経済が良くならない」と指摘。「もういい加減、おかしな政治をやめさせよう。『政治とは生活である』『政治は皆さまのもの』。この郷土の英雄・田中角栄元総理の言葉であり、脈々と私たちが受け継いできた言葉。どうか私、森ゆうこを勝たせていただきたい。皆さまの生活を守るために、子どもたちの未来を守るために、また国会で戦っていきます」と力強く表明しました。

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 泉代表は、立憲民主党が掲げる「生活安全保障」の3本柱の1つ、「物価高と戦う」の発案者は森ゆうこ議員で、今年2月の時点から物価高対策の必要性を訴えていたと明かし、「長岡に来て、森さんには皆さんがついているから、いいアンテナを持っている、庶民の生活の苦しみやつらさが分かるのだと実感した」と述べました。

 その上で、「私たちは皆さんの生活を守る立場で、自民党の権力者目線とは全く違う政治をやりたい。だからこそ、国の予算を考えたときに、防衛費ではなく物価対策、年金対策、教育対策だ」と主張。「ロシアによるウクライナ侵攻にかこつけて、なんでもかんでも強そうな兵器ばかりほしいと言うな。それこそが日本の防衛政策をゆがめている。私たち野党は、日本の防衛にも責任を持つが、強い兵器だけを導入するという防衛政策はとらず、本当に必要なものだけを整備する。そして、今の憲法を大事にした防衛政策にすべきだと考える」と訴えました。

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 演説会には、米山隆一衆院議員、社民党の長部登県議、共産党の遠藤玲子県議も参加。最後は連合中越地協議長の矢島良彦さんの音頭で「必勝コール」で締めくくりました。

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 泉代表は街頭演説会後に記者団の取材に応じ、「非常に熱気が高まってきている。自民党対県民党だという気持ちで、われわれは県民の力で勝ちきりたい」とコメント。

 新潟県選挙区の情勢については、「もう本当にギリギリの勝負。一進一退で、1票が大事になる戦いだと思っている。何とか県民の皆さんと一緒に選挙戦を盛り上げて、無党派の皆さんにも投票に行っていただき、投票率60%以上を実現したい」と述べました。」と述べました。

 「党にとって森候補の存在は」との問いには、「国会における女性議員の立場、そして新潟の県民生活を代弁する立場と、大事な存在。演説の中でも触れたが、『物価高と戦う』という原案を作ってくださったのは森ゆうこさんで、本当に生活に根ざした、まさに『国民の生活が第一』ということを実践し続けている。戦う政治家であり、今の国会には戦う政治家が必要だ。権力ばかり、与党ばかりの国会にならないように、大事な議席を獲得したい」と述べました。

 コロナの感染者数が増えていることには、「政府の情報が国民の皆さんに、なかなか発信ができていないのではないか。各大臣は、参院選挙下においても、必要な情報提供をしていただく必要がある。まずは新しい株の特性や、気をつけなければいけないルールの再徹底を改めて政府が行うべきだ」と指摘しました。

 ジョンソン英首相が辞意との報道への受け止めを問われると、「各国、おかしい政治に対しては声を上げるのは当然のことだと思う。日本の国民も、おかしいことにはもっと声を上げて良いと思うので、イギリスでも各大臣が意思表示をして、大きな政治の変化につながるということであれば、日本の政治も、おかしなものは変えていくということが今求められているのではないか」と述べました。

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