宮沢ゆか候補(山梨県選出)は参院選終盤戦の7月7日、甲府市内で個人演説会を開催し、西村ちなみ幹事長らが応援弁士として登壇しました。
宮沢候補は6年前、国会議員として送り出してもらったことに謝意を述べたうえで、自身の参院任期中の6年間の取り組みとして、子どもたちの教育や教員の働き方、地球温暖化問題について取り組んできたことを報告しました。また、海外の企業に切り売りされる農業ブランドや、後継者不足や耕作放棄地・鳥獣被害といった農業の問題、地場産業への取り組みなど、所属した各委員会等で丁寧に議論を進めてきた取り組みを紹介し、「成立した法律もある」と語りました。なかでも「男女共同参画推進法」については超党派の女性議員らと苦労の末、成立させたことにも言及し、「こつこつと積み重ねていくと成立させていくことができる。やりがいのある仕事です」と語りました。
一方で、この6年間に、年間に400人以上の子どもたちが自ら命を絶ち、19万人が不登校であることや、教員の体調不良の増加や、教員の志望者の減少など、さまざまな教育環境の問題に触れ、「先の通常国会では、教員免許更新制廃止の実現はかなったが、(それでも)やっぱり与党が強すぎる」と悔しさを滲ませました。宮沢候補は「命と暮らしと平和を守りたいとの思いで6年間懸命に参院議員として戦ってきたが、年金は下げられ、物価高対策を岸田政権は何もしない、今の与党は一部の企業、一部の人だけが良い思いをすることにより、豊かな人がより豊かに、貧しい人はより厳しい現実に追い込まれている」と述べ、貧富の格差の原因が岸田政権にあるとして、これを強く批判しました。
宮沢候補は最後に「政治は政治家ものではなく皆さんのものです。本気でみんなで取り組めば社会は変えられる。年金だって上げられる。消費税だって下げられる。そして労働者の賃金だって上げられる。みんなが本当に安心できる明日を迎えられるような政治を進めていきたい」と意気込み、「だからもう1回私を国会へ送り出してほしい。でも私だけが行くんじゃない。みんなと一緒に知恵を合わせて力を合わせて社会を変えるために私と一緒に行きませんか」と呼びかけ、一層の支援を訴えました。
西村幹事長は自民党が物価高対策などを施さず、予算ありきで中身が定まらない10兆円規模の防衛費予算を示していることに触れ、本来は必要な事柄に対し国会で十分に審議をしたうえで予算を通す必要があるにもかかわらず、現在は与党が多いため、中身のない防衛費予算が承認されてしまう恐れがあることに懸念を示しました。そのうえで、承認された予算をチェックする機能が無いままにあらゆるものに使われてしまう恐れや、また、これまでにも過去に無駄遣いがあったことについても指摘。西村幹事長は「この参院選が現政権に歯止めをかける大事な選挙である」と訴えたうえで、この参院選が終わると大きな国政選挙が3年間もないことにも強い危機感を示しました。
西村幹事長は「本当に優先順位の高い政策は何だということを宮澤ゆか候補、そして私たちの訴えを表現していくことによって政治を変えることができる!政策の方向性を変えることができる!そういう選挙だと思っている」と訴え、宮沢ゆか候補と立憲民主党への支援を呼びかけました。