立憲民主党は9月29日、泉「次の内閣」第2回閣議を国会内で開催しました。
 泉健太代表は冒頭、物価上昇率が5カ月連続で2%を超えていることに対し、「いわば『生活氷河期』と言える状況にどう対応していくかという視点で経済対策の立案を指示している」と述べました。
 政府・与党が住民税非課税世帯への5万円給付を検討していることに対しては、「今、特に生活者の皆さんが苦労している。(政府与党案では)大変範囲が狭い」として、いわゆるワーキングプアと呼ばれる層を含めて対象を拡大すべきだとしました。
 また、構造的問題として30年間にわたって少子化が克服していないことから、「わが国は根本的に子育て予算が少ない」として、欧米並みのGDP比3%の予算規模を念頭に、大胆に子育て支援対策を打っていくべきだと訴えました。

■「次の内閣」閣議の報告事項及び審査事項は以下の通り
(1)【報告事項】「次の内閣」に関する基本原則の改正点(政治改革本部決定事項についての報告等)について説明がなされた。
(2)【報告事項】確定している部門会議・調査会等役員について資料配布がなされた。
(3)【報告事項】国会同意人事の担当部門会議について説明がなされた。
(4)【報告事項】政治改革本部で決定した、立憲民主党議員立法「国会法の一部を改正する法律案」(臨時国会召集要求があった場合の20日以内の招集)について報告がなされた。
(5)【審査事項】立憲民主党議員立法「特定財産被害誘導行為による被害の防止及び救済等に関する法律案(通称:悪質献金被害救済法案)」について、賛成することが了承された。なお、超党派での提出を目指しており、今後の対応については、ネクスト総理、ネクスト官房長官に一任された。
(6)【審査事項】立憲民主党議員立法「通園バス内における幼児等の置き去りの防止を図るための措置等に関する法律案(仮称)(通称:通園バス置き去り防止装置義務化法案)」について、法案登録することが了承された。
(7)【審査事項】立憲民主党議員立法「新型コロナの医療提供体制拡充等のための法案」について、法案登録することが了承された。
(8)【審査事項】外交・安全保障戦略プロジェクトチームの設置が了承された。

以 上