参院予算委員会で10月19日、総括質疑が行われ、質問に立った打越さく良議員は、(1)ヘイトクライム、(2)秋葉大臣の政治資金疑惑、(3)高市大臣の発言、(4)ミャンマーとの関係、(5)旧統一教会被害者救済法案(悪質献金被害救済法案)―――等について質疑しました。

 打越議員は、北朝鮮ミサイル発射に関連して、「ミサイル問題には断固抗議するが、在日コリアンの方々を攻撃するのは差別だ」と述べ、岸田総理の所見を求めました。
 岸田総理は、「特定の民族や国籍の人々を排斥する不当な差別的言動、そのような動機で行われる暴力や犯罪は許されない」と明言しました。

 打越議員は、ミャンマーで抗議デモを撮影中に拘束された久保田徹さんの安否について政府に確認しました。
 岸田総理は、「政府はこれまでミャンマー当局に対し、久保田氏の早期解放を強く働きかけてきており、今後も粘り強く働きかけを継続する」と述べるとともに「10月12日の裁判に出廷した弁護士が、久保田氏に面会をしており、健康状態には特に問題はないということを確認をしている」と説明しました。

 打越議員は、野党が提出した悪質献金被害救済法案を紹介し、「一刻も早い成立が望まれる」と述べ、岸田総理の見解を求めました。
 岸田総理「政府の提出法案、旧統一教会に関連して、これ以上被害者を発生させないための法律については、野党案を参考にしながら政府案を検討し早期に提出する。臨時国会も念頭におきながら準備する」と述べました。

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