立憲民主党は3月24日午前、農林水産省を訪れ、「物価高騰対策等に関する緊急申し入れ」を行い、畜産・酪農対策、肥料対策、農業水利施設対策、農業資材高騰対策全般など、計9項目についての申し入れを行いました。
冒頭、金子恵美農林水産部門長は、「配合飼料価格の高騰等により、酪農家の離農が進んでいる。このままでは日本の酪農が崩壊する恐れがある。緊急的な支援の拡充が必要だ」と述べました。これに対して野村哲郎農相は「具体的には明日、農林水産省が考えた数字が出てくると思う。皆さんにも近々説明したい」と応じました。
申し入れ後、記者団からの「与党の農業対策で不足している部分は何か」との質問に対して、金子部門長は「現場を見ていないのではないか。現場との乖離がある」、近藤和也部門長代理は「一時的な特例ではなく、この緊急事態にどう対応するのか、都度声を上げなければお金が出ないということではなく、恒久的なサポートをしていくべきだ」、徳永エリ部門長代理は「地域事情を勘案し、単純平均ではなく加重平均という考え方で、きめ細やかな支援をすべきだ」とそれぞれ応えました。
今回の申し入れには、金子恵美農林水産部門長、近藤和也、徳永エリ同部門長代理のほか、梅谷守、神谷裕、小山展弘、緑川貴士、山田勝彦、渡辺創衆院議員、田名部匡代参院議員が参加しました。