岡田克也幹事長は3月25日、衆院千葉5区補欠選挙に立候補予定の矢崎けんたろう公認候補予定者とともに千葉県浦安市と市川市を周り街頭演説や集会を行いました(写真上は、マルエツ南行徳店前での街頭演説)。

 街頭演説を行った浦安市と市川市が選挙区の衆院5区では、昨年末に自民党の薗浦健太郎衆院議員(当時)が議員辞職。自身が代表を務める政治団体などの収支報告書に、約4000万円にのぼる複数の政治資金パーティーの収入が記載されていない疑いが指摘されていました。薗浦氏が辞職したことに伴い4月に補欠選挙が行われる予定です。

 マルエツ南行徳店前で行われた演説で岡田幹事長は、「4月23日が補欠選挙の投票日。なぜ千葉5区において補欠選挙が行われることになったのか、そのことをまず皆さんしっかりと思い出していただきたい」と冒頭に述べ、「新しい候補者を出したから、もう過去の問題だというのではとんでもない。公党として、政権政党として、なぜこういった不祥事が起きたのか、そして裏金を何に使ったのか、きちんと説明する責任が自由民主党にもある」と指摘しました。そして「普通の国民の生活とかけ離れたところで政治をやっているとしか思えない。そういう政治にノーと言う、間違っているとはっきり意思表示をするのが今回の補欠選挙」だと訴えました。

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 矢崎公認候補予定者は、今回補選が行われる経緯を語り、「政治とお金の問題が、千葉5区で起きてしまった。有権者の皆さんは本当に大きな驚き、そして失望をされたのではないか」「失われた皆さんの政治への信頼を回復しなくてはいけない」と語りました。そして「皆さんの先頭に立って、この千葉5区から政治と生活を守る」と訴えるとともに、今回の補欠選挙の結果が「そう遠くない将来にある解散総選挙の流れを変える一歩になると指摘し、支援を求めました。

 街頭演説後に記者団から千葉県第5区では自民の前議員の不祥事を訴えることになるかとの問いに「当然ですよね。それがあったから補選になっているわけですから」と述べ、そのことについて説明責任も果たしていない状況だと指摘し、何に使ったのかについて前衆院議員だけでなく自民党も含めて何ら説明責任を果たしていないことを問題視しました。

 統一地方自治体選がスタートして初めての週末であることを踏まえ今後の戦い方を問われたのに対しては「擁立した候補者の全員当選を目指して、しっかりやっていく。党本部としては全体で底上げできるようなことを考えていく。あとは都道府県ごと、各候補者ごとにしっかりやっていただきたいと思います」と語りました。

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浦安駅前での街頭演説。高木真理参院議員も参加
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行徳駅・西友行徳店付近での街頭演説
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市川市内での車座集会。守屋貴子・県議候補予定者も同席