女性がゼロの副大臣、政務官人事の再考を促す(コメント)

立憲民主党ジェンダー平等推進本部長
西村 智奈美

 本日、岸田改造内閣の副大臣および政務官が発表されましたが、この中に女性は1人も含まれていませんでした。

 岸田内閣が、「新時代共創内閣」を掲げ、新閣僚に5人の女性を登用したことは評価したいと考えていましたが、本日副大臣28名、政務官26名の全てが男性という内閣人事を目にして愕然としました。岸田政権の女性活躍を推進する気概が全く感じられず、この副大臣、政務官人事は岸田内閣のジェンダー平等に対する姿勢の本質が露呈したものです。

 総理は13日の会見で女性議員の活躍促進を最重要課題と掲げましたが、前内閣で11名いた女性副大臣・政務官をゼロにするというのは、早くも看板倒れと言わざるを得ません。5名の大臣を女性にしたところで、このようないびつな内閣では、国際的にもますます我が国のジェンダー平等意識が疑われます。

 そもそも国会における女性議員の総数が少なく、さらに女性議員が重要なポジションを経験する機会が少ないことが背景にあり、いろいろな意味で、自民党の派閥政治の弊害の現れでもあります。この状態を打ち破っていく必要があります。

 立憲民主党は、ジェンダー平等を推進するための取り組みを引き続き続けてまいります。

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