立憲民主党は11月30日、泉「次の内閣」第43回閣議を国会内で開催しました。
冒頭のあいさつで泉健太代表は、旧統一教会の被害者救済に向けた財産保全を含む法整備をめぐり与野党協議の真っ最中であることにふれ、「われわれはこれまでも被害者救済の取り組みに最大限全力を尽くし、野党案をまとめてきた。与党は、全国悪徳商法対策弁護士連絡会(全国弁連)の皆さんから被害者の立場に立った意見を聞く場を持つべきであり、われわれはその重い扉を何とかこじ開ける努力をしている」と報告しました。さらに法整備にあたっては、「与党案の良い部分は認めつつ、われわれ野党側の要求である財産保全がしっかり担保されれば、国民のためになる法案ができる」として、世論の後押しを受けながら実現させていく構えを語りました。
また、泉代表は立憲民主党の代表になって2年の節目を迎えたことを報告。次世代育成や女性活躍、党の基軸となる政策立案など、これまでの取り組みへの協力に感謝の意を示すとともに、「党を再生させ大幅に議席を増やすことが次の目標だ」と抱負を述べました。補正予算では野党間でも賛否が分かれたことや新党結成の動きを例に挙げ、「自民党に代わる政策を持っているのは立憲民主党。私たちはこれからも政策を広く訴え、一致結束して勢力拡大にまい進していこう」と締めくくりました。
1.報告事項
【議員立法登録】
(1)衆議院解散決定手続等法案【立憲民主党議員立法】 《了承》
2.審査事項
【委員会決議審査】
(2)令和6年度畜産物価格等に関する件【衆参農林水産委員会決議】 《一任》
【議員立法登録・審査】
(3)特定不法行為等に係る被害者の迅速かつ円滑な救済に資するための日本司法支援センターの業務の特例並びに宗教法人による財産の処分及び管理の特例に関する法律案【自公国案】 《一任》
【議員立法審査】
(4)特定遊興飲食裔額債務関連問題対策の推進に開する法律案(通称:悪質ポストクラブ被害対策推進法案) 《了承》
(5)性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律の一部を改正する法律案【再審査】 《了承》