立憲民主党は2月20日、国会内で「安定的な皇位継承に関する検討委員会」の全議員会議を開き、今後の論点整理に関する議員間協議を行いました。

 冒頭、あいさつに立った野田佳彦検討委員長(党最高顧問)は、「皇室典範特例法が成立し、その中に、『皇位の安定的な継承についての諸課題と、女性宮家等の創設について、早急に政府が検討した結果を国会に出してくるように』という国会決議があり、遅かったが昨年の12月に有識者会議の報告書がまとめられた。そしてその月の終わりに、額賀衆院議長と海江田副議長から党内の協議状況について、私と馬淵澄夫事務局長(衆院議員)に尋ねられた」と経緯について、説明しました。

 野田委員長は、「尋ねられたということは、今通常国会中に各党協議が進み、成案を得ることまでを視野に入れているのではないかと推察し、われわれも党内意見を集約することが出来るようにと、第1回会議を開かせていただいた」と趣旨を述べ、議論を促しました。司会は吉田はるみ副委員長(衆院議員)が務めました。

 会議後、馬淵事務局長は、「有識者会議の報告書に対する評価ついては、『十分に附帯決議の要請に応えられていない』としたうえで議員間討議に入った。論点整理ということで参加議員からさまざまな意見をいただいた。今後の会議を経て意見集約をしていければと思っている」と報告しました。