衆院島根1区補選(投開票4月28日)3日目の4月18日、亀井亜紀子候補は午前に松江市の宍道町、玉湯町を、午後は雲南市の大東町、加茂町、木次町、出雲市の平田町などをまわり各地域の課題とその解決向けた道筋を語りました。同日午後は小川淳也衆院議員が応援に入り、雲南市大東町・加茂町、出雲市平田町で亀井候補とともに街頭演説を行いました(写真上は、雲南市加茂町で訴える小川議員)。

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 亀井候補は、雲南市大東町の街頭演説で唯一自民党が候補者を擁立したのが島根1区であることから、「1対1の直接対決。ここは自民党王国と言われており、非常に難しい戦いだ」「とにかく走って走って、1票差でも良いので駆け抜けたい。今度こそなんとか勝ち上がりたい」と述べ支援を訴えました。

 県庁所在地にある松江駅前も衰退が激しく、駅北側にあった県内唯一のデパート「一畑百貨店」が今年1月に閉店。併設の立体駐車場も閉まり、松江駅の南側にあるホテルもここ数年閉まっており、さらに一畑百貨店の親会社一畑電鉄も公共交通を維持するのに苦労していると語り、官から民へという規制緩和で民間に任せれば何でもうまくいくという論理で進められてきたが、逆にそれで地方が衰退したのではないかと述べました。こうした「おかしい」という声を島根から上げ、変えていきたいと訴えました。

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 小川議員は、自民党の裏金問題に関連し、岸田総理が派閥から金と人事を切り離したいとの旨、発言したことを取り上げ、「逆にいうと日本の政治は派閥の金と人事によって歪められてきたということ。それがこの30年の社会や政治の遅れと直結している」と指摘。島根は保守王国と言われており、自民党が議席を独占してきたが立派な諸先輩方を産んできた地域だと評価。雲南市は竹下登元総理を輩出しており、その世代は戦争を経験していることから、貧しさやいたわり、人間としての良心。良識を大切にしてきた政治風土があると語りました。

 その一方で、小泉政権や安倍政権では政治風土が昔の自民党とは違うと指摘。「島根は保守王国と言われているが、本当の良質な保守、本当の健全な保守、地域や故郷や国民の皆さまに対する共感や愛情を大切にしてきたのは、むしろ亜紀子さんであり、お父さまの久興さん。久興さんは郵政民営化の時、郵便局を民営化して日本が良くなるとはとても思えないということで大きな政治行動に出られた。亀井家は津和野藩主で――」と述べ、「本当に民を思い、国民を思い、地域を思い、郷土を思いやってきたDNAは亜紀子さんにこそ受け継がれている」「おかしくなってきた自民党、今の政治の流れを変えていく資格をもっているのは亜紀子さんだ」と訴えました。

 最後に、小川議員自身が誕生日であることを告げ、「家族との団らんも、友人知人との懇談も全て振り切ってここに参った。でも何もいりません。たった1つ『亀井亜紀子、当選おめでとう』、その喜びの一報だけ、小川に免じて与えてください」と訴えました。

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