参院予算委員会で12月13日、衆院から送付された令和6年度補正予算案などについて杉尾秀哉、石垣のりこ、小沢雅仁、田島麻衣子、横沢高徳各議員が質疑を行いました。

■杉尾秀哉議員

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 杉尾議員は(1)伊藤復興大臣の政治資金収支報告書未提出の報道(2)石破総理の政治姿勢――等について政府をただしました。

 (1)杉尾議員は、伊藤復興大臣が代表を務めていた2009年と10年の政治資金収支報告書が未提出だったとの報道について確認したところ、伊藤大臣は「その通り」と答えました。杉尾議員は「政治資金規正法違反の疑いがある」と指摘し、総務大臣に見解を求めましたが「(答弁の))準備ができていない」と述べました。杉尾議員は、総務省に書類の提出を求めました。

 (2)杉尾議員は石破総理の政治姿勢について「基本的に、私どもと非常に近い政策が多い。ところが総理になった途端に180度転換した」と述べ、原発ゼロ政策について「原発政策ゼロに近づける最大限の努力を」が「原発の最大限の利活用」という表現になっていることを指摘しました。杉尾議員は「原発ゼロの旗はおろしたのか」と問うと、石破総理は「原発のウェイトを減らすことそれ自体が目的ではない」「結果としてウェイトが下がる」等と答えました。杉尾議員は「詭弁だ」と断じました。
 防衛予算の43兆円、マイナ保険証についても石破総理の発言が総裁選の公約から変わっていることから、杉尾議員は「公約はただの言いっ放しですか。国民は何を信じればいいですか」と問いかけました。

■石垣のりこ議員

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 石垣議員は、(1)租税特別措置と企業団体献金(2)農政(3)年金給付制度(4)UNRWAの活動を禁止するイスラエルの法整備――等について、石破総理以下関係大臣に質問しました。

■小沢雅仁議員

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 小沢議員は冒頭、ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会について、「『石破総理に面会して伝えたい』と希望をもたれているが、予定はあるのか」と確認しました。石破総理は「日程を調整したい。お祝いを申し上げたい」と述べました。
 (1)貧困の固定化・低所得者対策・就職氷河期世代への支援(2)賃上げに向けた取り組み(3)130万円の崖――等について政府の姿勢をただしました。

■田島麻衣子議員

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 田島議員は、(1)政策活動費と公開方法工夫支出(2)選択的夫婦別姓・子育て――等について、石破総理以下関係大臣に質問しました。

■横沢高徳議員

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 横沢議員は、(1)総理の政治姿勢(2)人口減少と農林水産業(3)介護・障がい福祉サービス(4)誰でもが利用しやすい公共交通(5)日本の二輪車を取り巻く現状と課題(6)2025デフリンピック東京大会――について質問しました。