野田佳彦代表は5月25日に三重県を訪れ、小島とも子総支部長、岡田克也常任顧問(衆院議員)らと各地での街頭演説会やミニ集会に参加し、衆院での与野党逆転の成果を強調し、参院でもその成果を広げたいと述べました。

 野田代表は、与党が過半数割れをしたことで、「能登の復旧・復興のために1千億円を充てようというわれわれの主張が通って修正された。政府提出の予算案を修正することは、欧米でもアジアの各国でも起きている当たり前のこと。それが日本でも実現できるようになった」と指摘。さらに年金問題について、「政府案では、国民年金と厚生年金の基礎年金部分が目減りしてしまうので、わが党は基礎年金部分を底上げする修正案を示した。そして、自公との間で合意をする可能性が出てきた」と話し、与党の過半数割れの成果を強調しました。

 野田代表は小島とも子総支部長について、「三重県の課題を解決するために活動している。県議を4期務めるなど実績は豊富だ。また県のことだけでなく国政の課題についてもよく分かっていて、説得力のある話ができる素晴らしい人だ」と紹介しました。

 小島総支部長は、「すべては『人』のために」との思いのもと、「国は地方によって成り立ち、地方はそこに暮らす人々によって支えられている。国を守り発展させるには、それぞれの地域で「人」が育たなければならない。子どもたちの笑顔あふれる社会、だれもが輝き、幸せを感じながら、働き生きられる社会をつくりたい。子どもに胸を張って語れる政治を、あなたとともに、この三重の地からつくりたい」などと語りました。

 岡田常任顧問は、「先の衆院選の結果、衆院では野党が多数となり多くのことが変わりはじめた。予算委員会の委員長席にはわが党の安住淳衆院議員が座ってしっかりと議論を進めている。高額療養費の問題でも、わが党中心に議論を重ね、秋までに議論をし直す、関係者の話をしっかりと聞くことになった。もし野党が少数のままであれば、押し切られていたかもしれない」などと話し、今度の参院選は、この政治の流れをさらに一歩進めるためのものだということを理解してほしいと訴えました。