立憲民主党農林水産キャラバンは1日、台風15号に伴う竜巻で被害を受けてからおよそ1ヶ月経った、静岡県牧之原市、榛原郡吉田町を訪れ、農業現場等を視察しました。

牧之原市では、野菜苗、花苗生産卸業を行っている株式会社F・ぶらっど(藤田治之代表取締役)を訪れ、藤田代表や、牧之原市の担当者との意見交換を行いました。この中で、藤田代表は、「今回の被害額は1億円を超える。今、見積もりをしているが、このままの補助金では、やめることも視野に入れざるを得ない」と現行の補助金の問題点を訴えました。牧之原市担当者は、「静岡県や農林水産省とも話をしているが、今の補助金が場合によっては、生産者の方にとって厳しいものになっている。私たちとしては離農されるのが一番困る」と述べました。

吉田町では、果樹園芸団地事業等を視察。その後、中村農園の中村敦代表、吉田町農業委員会の高橋勝雄会長、吉田町担当者らと意見交換を行いました。この中で、中村代表は「ハウスの復旧は全額メーカー保証で出るわけではないので、力を貸していただきたい」。高橋会長は「ダブルの負債を抱えるのは辛い。続ける気持ちがある人を助けてもらいたい」と訴えました。これに対して田名部隊長は「この先、残された課題は何か、共有して帰りたい。局地的被害に対応できない現状について考えていかなければならない」と述べました。
今回の農林水産キャラバンには、田名部匡代隊長、徳永エリ事務局長、近藤和也災害・緊急事態局長、小山展弘衆議院議員、鈴木岳幸衆議院議員らが参加しました。


