■福井県越前市
野田佳彦代表は1月6日、「ここからはじまる」全国キャンペーンの取組みの一環で、福井県越前市を訪れ、仁愛女子短期大学で保育や幼児教育を学ぶ学生などと意見交換を行いました。同短大は1965年に開設され、生活科学科、人間生活科の2学科で、主に幼稚園教諭、保育士、栄養士など地域に欠かせない人材の養成を行っています。意見交換には、保育・幼児教育を学ぶ学生、卒業し現場で働く保育士・幼稚園教諭、短大関係者などが出席し、波多野翼衆院議員の司会で行われました。
冒頭、野田代表から、「ここからはじまる」全国キャンペーンで全国を回っており、「今日も保育を学ぶ皆さん、保育や教育現場で働かれている皆さんの声をお聞かせいただいて、その声を踏まえて、政治に答えを出していく努力をしていきたい」とあいさつしました。
続く意見交換では、学生や現場で働く方々から、「子どもが笑顔であいさつしてくれる姿に心を打たれ、子どものお世話をする仕事を選んだ」「子どもたちが成長できるように、1人ひとりに合わせて援助したり、活動を考える中でやりがいを感じる」など、子どもに関わる仕事の重要性や、やりがいを感じる瞬間が語られる一方、その待遇や働き方については、「給料が低いと言われていることや、職場の人間関係がうまくやっていけるのか不安」、「多様な働き方、勤務時間の融通が認められるような職種になってほしい」、「仕事が大変で2・3年で辞めた人もいる。せっかく資格を取ったのに、もったいないなと思う。処遇がもっと良くなれば、チームワークとともに保育の質も上がっていく」、「ICTの活用などで業務の簡素化は進んでいるが、子どもの命を預かる大切な仕事なので、精神的な負担を感じることがある。気が休まることはなく、休憩らしい休憩も取れない」、「やりがいを感じるが、配置基準を見直してほしい」など多くの意見が寄せられました。

養成校である短大関係者からも、地域における保育・幼児教育の担い手を着実に確保していかなければならないとの実態を踏まえ、「魅力的かつ働きがいがある職種、明るい職場として映えるような環境整備が求められている」「保護者からのクレーム対応においては、スクールロイヤーのような制度が整備されつつある中、保育園からもアクセスできるようにすべき」「保育士を目指す学生への奨学金制度の拡充が必要」などの具体的な提案が寄せられました。
野田代表からは、自身が通っていた保育園での経験を振り返りながら、「やっぱり人間形成の基盤は、幼少期であり、すごく夢のある仕事」としつつ、「しっかりと環境整備をしていかなければならない。年額12万円の待遇改善を目指しているが、まだまだ足りない。配置基準の話も出たが、私が保育園に通っている頃と基本的に変わっていない。もっと子どもたち一人ひとりに向き合えるような環境整備をするのもわれわれの仕事」と応えました。
■福井県小浜市

その後、野田代表は、小浜市で開催された、辻󠄀英之衆院議員主催の「本音の座談会」に出席しました。集会には、杉本和範小浜市長など15名ほどの方々が参加し、会の冒頭では、辻󠄀衆議院議員から「若狭地域から日本をどう考えるか、地方の学びのあり方など、未来を語る時間にしたい」、野田代表から改めて全国キャンペーンの取組み状況が紹介された後、「現場に行くのは本当に大事なこと。今日はご当地のいろいろな課題、取組みを聞かせて頂いて全国でサポートしていきたい」とあいさつしました。
その後の座談会では、出席者からは、全国的にも珍しい、小中高生が「どんな学びをしたいか」「どんな大人になりたいか」を対話し、その声を市の「教育大綱」に直接反映させる「こども未来会議」の取組みが紹介されたことを皮切りに、参加者からは、自治体間の子育て支援サービス競争が、子どもにとって好影響なのかの問題提起がされ、地域間競争を煽るのではなく、子どもたちが「自分たちで学びたいことをどこで学ぶか」を選べる仕組みづくりが必要などの意見交換が行われました。辻󠄀議員からは、小学生から高校生までが自然な形で対話を行っている点に感銘を受けたとの感想を述べた上で、小さな地域にこそ眠っている「教育力」をどう発揮していくかが課題と応じました。
続いて、人口流出に伴う過疎化を背景に、地域に定着するために不可欠なベーシックサービスの重要性について意見交換が行われました。出席者からは、取組みが進む教育を地域のブランドとして発信していく、ベーシックサービスの重要性を理解できる教育を進めていく必要がある、人口の拡大志向に偏っており、現実の縮小スピードに対応できていないなど声が上がりました。野田代表からは自己負担を心配することなく必要なサービスを受けられるよう、国が責任を持つべきと、これまでの視察の事例を踏まえた各地の取組み状況を紹介し、応えました。
閉会にあたって野田代表からは、今日出された意見を国政・県政につなげ、具体化していくことを約束。感謝の言葉で座談会を締めくくりました。

