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ニコニコ生放送で水岡俊一代表と高校生が議論=2026年9月11日

水岡代表がニコニコ生放送に生出演 高校生と日本の未来について意見交換

 水岡俊一代表は9月11日、ニコニコ生放送で配信された番組「水岡俊一 立憲民主党代表vs高校生 私たちの未来はどうなる?」に出演し、未来の日本社会をテーマに高校生と意見を交わしました。

 本番組は、次世代を担う高校生が各党代表者に疑問を投げかけ、自分たちの未来を考えることを目的としたものです。進行は、ニコニコニュース政治担当プロデューサーの七尾功さんが務め、N高グループの生徒らが参加しました。

 中学校で7年間、日本人学校で3年間、合計10年間教員を務めた水岡代表は、冒頭で自身の経歴を紹介し、「皆さんを見ると、とても嬉しい気持ちになる」とあいさつしました。

衆院でかたまりをつくることが重要

 中道改革連合のうち、立憲民主党出身の衆院議員が立ち上げる予定とされる新党について問われると、水岡代表は、立憲民主党が立憲出身の議員を拒否していると受け止められたとすれば、それは誤解だとあらためて否定しました。

 「国会のなかでわれわれが国民の皆さんの声を発言するには、一定の数が必要。巨大与党に対し、野党としてはしっかりとしたかたまりを持って対峙(たいじ)しなければいけない」と述べ、衆院でかたまりをつくることの重要性を強調。衆院の仲間とどのように力を合わせていくかを考えているところだと説明しました。

食料品消費税0%よりも低所得者への支援を

 食料品消費税0%をめぐっては、高校生から、生産者へのしわ寄せや、後継者不足が深刻化するなかでの食料自給率の低下、生産基盤の弱体化、有事の食料安全保障への影響について質問がありました。

 水岡代表は「私たちが政策を打ち立てたときは、物価高で国民が苦しむなか、それを少しでも抑えるために消費税を下げてはどうかと考えた」と振り返りました。その上で、現在では中東情勢の影響もあって物価高がより深刻となっており、消費税を0%にしても生活の改善を実感しにくいとの認識を示しました。「消費税0%政策の代わりに、苦しんでおられる収入の低い方には一定の支援をすることが国にとって必要だ」と述べ、社会保障と税の一体改革を掲げていた原点に戻りつつあるとの考えを示しました。

 また、食料安全保障については、食料と水の問題に危機感を持っていると指摘。「せめて国内で農業に従事をしてくださる方々を増やさないといけない」として、新規就農者への支援拡充が重要だと述べました。

原発ゼロ方針と立地地域の経済

 なぜ原発ゼロを目指すのかという問いには、水岡代表は「学生の頃に実験原子炉で研究していた」と自身の経験を紹介した上で、東日本大震災の教訓に触れました。「人間が考えることには限界がある。100%ということはない」と語り、原発に頼らない社会を目指す方針を説明しました。

 また、立地地域の雇用については、「今取り組んでいる原発の廃炉作業は50年、100年がかりでやっていかなければいけない。今ある原発を廃炉にするだけでも、ものすごい労働力と技術と年限が必要」と述べ、廃炉に伴う雇用を維持していく考えを示しました。

 太陽光発電の普及に伴う廃棄パネルが埋め立て処分にとどまっていることにも言及し、「日本は産業廃棄物をどう処理していくのかについてもっと本腰で取り組まなければいけない」と述べました。

地方での若者の雇用

 地方におけるデジタル人材の雇用不足については、株式会社パソナグループが兵庫県淡路島に本社機能を移転し、若者を呼び込んでいる事例を紹介。地方で企業が拠点を置きやすくなる仕組みづくりを進め、若者が定着できる政策を提案していきたいと述べました。

SNS時代における政策発信

 SNSでの魅力的な短い言葉が政治不信を招く懸念については、「短くないと見てくれない。でも、長くしないとちゃんと伝わらない」と発信の難しさを指摘。「本当は15秒の動画よりも30秒、30秒よりも1分くらいは聞いてほしい」と述べ、政策の背景を正しく伝えることの重要性を説明しました。

政策決定における政治の責任

 政策決定にあたって、多数派と少数派の利益が対立する際の判断基準について問われると、水岡代表は例えとして「100人いて、この政策を行ったことで80人が良いと思っているが、残った10人は『どちらでもいい』、さらに残った10人が『それをされると私は生活できません』といった場合、どう考えるかを突き付けられている」と話し、「10人の悩んでいる人、困っている人にスポットを当てることが私たちの使命だ」と強調。「それによって苦しむ人たちの思いをくみたい、それが野党の仕事」と述べました。

 最後に水岡代表は、高校生たちの質問の深さと鋭さに感銘を受けたとして、「常々若い人がもっと政治に参加してもらいたいと思っていた。選挙に出られる年齢、それから投票する年齢をもっと下げていこうと私たちは表明をしてきた」と述べ、次世代の政治参加への期待を語り、番組を締めくくりました。

ニコニコ生放送の番組に出演する水岡俊一代表=2026年9月11日