立憲民主党の枝野幸男代表、 平野博文代表代行、福山哲郎幹事長は17日、日本労働組合総連合会(連合)の第12回中央執行委員会で結党のあいさつを行い、「共通する『理念』について」を締結しました。
枝野代表は「みなさんとこれからの日本の社会のあり方について明確な理念、ビジョンを共有させていただいたことをうれしく思っています。このビジョンに基づいて、働くすべてのみなさんが安心して働ける、さらには働きたいけれど働く場がないみなさんが働ける、こうした社会をつくっていくために、連合のみなさんと連携を深めて、前に進んでいきたい。新しい立憲民主党に一緒になれなかったみなさんを含めて連携していきたい」と結党後3日目の決意を表明しました。
平野代表代行(選挙対策委員長を兼務)は「選挙対策委員長という立場として、神津会長をはじめ地方連合の構成員のみなさんにお礼とこれから多大なるお願いをしなければいけない。新党に来られなかった方たちと連携をとりながら、新しい標準(ニューノーマル)とともに、自民党政権に向き合っていきたい」と次期総選挙への意気込みを語りました。
福山幹事長は「昨日菅政権が誕生した。新政権ととともに、合流新党がスタートするのは時代の要請だと思う。連合のみなさんの大きな力をいただいた中でのスタートとなった」と謝辞を述べました。
枝野代表と連合の神津里季生会長は「共通する『理念』について―命とくらしを守る『新しい標準(ニューノーマル』」を創る―」に署名し、締結しました。
理念は、「自己責任から支え合いへ。連合と立憲民主党は、わが国で働きくらす人々が個々に分断されて生きる社会ではなく、1人ひとりがつながり合い、互いに支え合う、安心で将来への希望をもつことができる持続可能な社会のグランドデザインを共有し、その実現に向けた取り組みを一歩一歩進めていく」ことをめざしています。