市民団体の主催による「デジタル庁設置6法案」などをテーマとした集会が6日昼に国会議員会館前、その後、議員会館内で開催されました。野党各党が参加し、立憲民主党からは石垣のりこ参院議員があいさつに立ちました。

 石垣議員は国会議員会館前の集会で、「デジタル庁設置6法案」が国民との合意なしですすめられようとしていると述べ、「政府は書類を残し、証拠を残し、資料を提出するなど、最低限の条件を確保したうえで、議論をすすめるべきだ」と指摘しました。

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 議員会館の院内集会では、石垣議員は、台湾のデジタル担当大臣のオードリー・タンさんがスマートフォンを使用しないのは「デジタルの前に自分の頭で考えなければダメだ」との考えに基づいているというエピソードを紹介し、司令塔が明確な台湾のコロナ対策に比べ、「わが国は3人ものコロナ関連大臣と総理大臣が現場をたばねられない状況で、保健医療政策の不備を依然として解消できていない」と述べました。

 そして、「このような状況下で、デジタル庁を設置し、情報を一元化することにいいイメージを持ってしまいがちだが、セキュリティの面でのぜい弱性を危惧する」「国会審議で問題点を明らかにするととともに個人情報の保護を強化していく」と決意を述べました。