立憲民主党(石垣のりこ農林水産部会長)、中道改革連合(近藤和也外交部会長、野間健農林水産部会長)、公明党(平木大作外交部会長、高橋光男農林水産部会長)の外交部会と農林水産部会は6月23日、3党合同でメルコスール(南米南部共同市場)とのEPA(経済連携協定)交渉について、堀井巌外務副大臣に6項目の申し入れを行いました。
石垣部会長は堀井外務副大臣に対し「これまでの他国とのEPA等の交渉においては、差額関税、糖価調整等は守られてきているので、ここは最低限、守っていただきたいポイントだ」と述べました。また中道、公明両党の各部会長もそれぞれ要望を述べ、これまでに諸外国と締結したEPAが及ぼした影響の検証や農林水産分野が犠牲にならないようにすること、重要品目への配慮など、6項目の要請を堀井副大臣に手交しました。
堀井巌外務副大臣は「メルコスールとの経済関係の強化は、重要物資のサプライチェーン、強靱化といった、経済安全保障の強化に寄与するとともに、グローバルサウスとの連携強化という戦略的な意義を有する。他方、農林水産物等のセンシティビティを踏まえながら交渉を行っていくことが重要なことだ。要請された6項目は極めて重要な事柄だと思う。しっかりと6項目の要請を受け止めて交渉を進めていきたい」と応じました。加えて、「日本の国益を守り抜く決意を持って、交渉を行っていきたい。農業生産者の方々に安心していただきつつ、日本の国益に資するところはしっかりと攻めていく形になるように、与野党関係なく、日本の知恵を結集してスクラムを組んでやっていくことが重要だ。外務省に対して、叱咤激励、ご示唆、ご知見、何度でも来ていただき、結果的に良い結論になるよう取り組んでいきたい」と述べました。
終了後、石垣部会長(立憲民主党農林水産部会)、近藤部会長(中道改革連合外交部会)、高橋部会長(公明党農林水産部会)は記者団の取材に応じ「交渉事なのでどのような話が出てくるかわからないが、しっかりと機動的に動いていきたい。昨日の農林水産大臣への申し入れでは、農林水産省に特別チームをつくってほしいと申し上げたが、外務省と農林水産省が連携してほしい」「メルコスールとのEPA交渉に入ることについて、特に農林水産分野をしっかりと守った上で交渉に臨んでほしい。今までの経済連携の反省を踏まえ、農林水産分野への影響を考慮し、経済産業の攻めの分野だけでなく、農林水産の守りの分野についても、農林水産省も最初から最後まで交渉の場に引き連れて交渉に臨んでもらいたい」「交渉の取りまとめは、外務省が中心となってやるものだという認識でいるので、重要品目を守っていくにあたっては、農林水産省が最初から最後まで交渉の場で、わが国の国益を守るための主張をしていただきたい」と述べました。

