立憲民主党は14日午後、国会対応を協議するため臨時の常任幹事会(第25回)を開催しました。

 安住淳国会対策委員長から、10日の4野党党首会談では国会会期を3カ月間延長することを求めることで一致し、それを与党に申し入れ、与党がG7首脳会議から帰国した菅総理と相談して回答してくることになっていると経過報告がありました。また、この3カ月という期間は、9月にパラリンピック大会が終了するまで、不測の事態があっても対応できるように国会を開会しておくべきだという考えに基づいて要求しているもので、仮に与党側が数日程度の延長を回答してきたとしても、受け入れられないとの考えを示しました。また2011年に、当時野党の国対役員だった菅総理が東日本大震災に対応するため通常国会の延長を求めたことを紹介し、総理自ら国会延長を決断すべきだと述べました。そして、臨時常任幹事会に先立つ執行役員会では、3カ月延長が受け入れられないのであれば、野党4党一致して行動することを前提に、内閣不信任案を提出する方向で代表に一任を求めることになったと報告しました。

 枝野幸男代表は「選挙が近いこの会期末、野党4党がしっかりと結束をして行動していくことが大事だと思っている。最終的には野党党首会談の場で、各党党首の皆さんと相談をして判断をしたいと思っている」「もし菅総理が自ら10年前に自ら言っていた、(非常時に)国会を開会しておくということをせず、国会論戦から逃げるという結論が届くのであれば、われわれとしても、菅内閣に対する姿勢を明確に示す必要がある。菅内閣がどのような対応をしてくるか分からないが、いざという時はしっかりと受けて立つという決意を持ちながら、毅然と今の菅政権の命と暮らしを守り切れない、国会から逃げる姿勢に対峙したい」と述べました。

 これを受け、枝野代表に国会対応を一任することが確認されました。

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