立憲民主、共産、国民、社民の4党の党首は14日、国会内で会談し、新型コロナウイルス感染症対策などに対応するため与党に会期延長を申し入れたものの、会期延長に応じられないとの回答を受け、内閣不信任決議案を明日15日朝に4党共同で提出することで一致しました。

 枝野幸男代表は会談後、記者団の取材に応じ、内閣不信任決議案を提出する理由について「数多ある」と延べ、最も大きな理由として次のように説明しました。

 「この感染症危機の中で、国会を閉じ国民の前で開かれた議論の感染症対策などを進めようとする気がない。変異株の拡大などによって、どんな事態が生じるか分からない中、立法や予算措置をとれる状況を閉ざしてしまう。この姿勢一つをとっても、この危機に対応するにあたって、内閣を信任することは到底できません。
 加えて、そもそも政権発足以来、新型コロナウイルス感染症に対する菅内閣の対応は、一言でいえば戦後最大の危機から国民の命と暮らしを守るという、そのための総理としての責任感、自覚、そして危機感がまったく感じられない。
 危機感も責任感も感じられない政権の下では、残念ながら国民の命と暮らしは守れてこなかった。内閣を続けることは、国民の命と暮らしをさらに危機に追いやるものである」。

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