枝野幸男代表は1日、東京都議会議員選挙に南多摩選挙区(多摩市、稲城市)から立候補した斉藤れいな候補の応援のため稲城市向陽台で山花郁夫衆院議員(東京22区)らととももに街頭演説をおこないました。

斉藤れいな候補

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 「コロナは『withコロナ』では止まらない。『zeroコロナ』でコロナを徹底的に封じ込めるべき」と、斉藤れいな候補は都議会で訴えてきました。withコロナ政策によって、公共施設が閉館し、その結果仕事を失い自殺を検討したという女性から相談を受けているという斉藤候補は、「命が保てるかどうか、こうやって苦しんでいる方がいるのに東京都庁は限られた予算、人員を使ってオリンピックの開催をする。そうではなくて、まずコロナを収束してほしい」と訴えました。

 東京都がやるべきことについて、「繁華街でプラカードを持って歩くことではない。とにかく保健所を支援してもらいたい」と訴えました。「コロナが収束できていない状況なのにPCR検査の実施件数が大変少ない。これではとてもコロナを収束できない。積極的疫学調査を徹底し、無症状の方を早期に発見して外に出ないで療養してもらう。それをやらないから、今若者の間で変異株が広がっている数値が出ている。コロナは収束していないどころか、悪化をしてしまうかもしれない」とzeroコロナ政策への転換を訴えました。皆さんの声を届けられるよう斉藤れいなを都議会に送ってもらいたいと訴えました。

枝野幸男代表

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 現在の東京について枝野代表は、「希望しながら生み育てることを諦めざるをえない人がたくさんいる。その結果、東京ですらまもなく人口減少が始まっていく」と指摘。こうした現状から「希望する人が安心して生み育てられるような、子育てといういざという時を支える都政にしていく」ことが必要だと訴えました。ところが今の都政が時代の変化に追いついていないと警鐘を鳴らしました。

 時代遅れの政治、行政に対して枝野代表は、「私たちと一緒に時代に合わせた政治へと変えていきましょう。競争と自己責任の社会から、いざという時に頼りになる行政を、いざという時に支え合う社会を、個人や隣近所だけでは支えきれないから、市役所や都庁や政府がしっかり支える役割を果していく。そういう安心して暮らしていける社会につくっていきませんか」と呼びかけました。

 斉藤れいな候補の演説を聞いてきた枝野代表は、「本当にこの4年間、都議会でしっかり仕事をしてきた。都議会でこれから何をしたいか、しなければならないか。非常に簡潔に分かりやすく、自分の言葉で訴えている。こんなに明確に(課題が)分かっていて、訴えることができる候補はそうそういない」と高く評価しました。ところが斉藤候補が選挙戦で接戦にあることから、1カ月で3回応援に入っていると語り、「あなたの声を届けるために斉藤れいなさんを都議会に送ってほしい。周りにも呼びかけてもらいたい」と強く訴えました。

山花郁夫衆院議員

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 「オリンピックファーストになっているのではないか」と現在の都政のあり方に疑問を呈した山花議員は、「第5波を止めなければいけない。国民の命を第一にする政治に変えていかなければいけない」と訴えました。そのために「声を上げていこう。声を上げれば動く。その声を斉藤れいなさんに託してもらいたい」と集まった皆さんに呼びかけました。

 演説会の司会は、武田まさひと稲城市議会議員が務めました。

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