議員会館において2月26日、市民団体主催による「選択的夫婦別姓実現を求める院内集会」が開催され、立憲民主党から野田佳彦代表をはじめ多くの衆参国会議員が参加しました。主催した「NPO法人mネット・民法改正情報ネットワーク」は2000年の立上げ以来25年にわたり選択的夫婦別姓の導入に取り組んできた市民メディアで、多くの市民団体や労働団体などで構成されています。

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 立憲民主党を代表してあいさつを行った野田代表は、2002年に当時の民主党代表選挙に立候補した際に公約として選択的夫婦別姓を掲げたことを振りかえり、「不都合を感じている人、不便を感じている人がいるならば(別姓を選ぶという)合理的判断がなぜできないのか。これが私の考え方の基本」と述べました。そして、制度実現のために衆議院法務委員長ポストを戦略的に獲りにいったこと、党内に辻元清美代表代行を本部長とする選択的夫婦別姓実現本部を設置したことなどを紹介しながら、「野党の多くの皆さんにご賛同いただける法案を提出し、公明党さんを含めて与党側の多くの皆さんにもご賛同をいただけるようにしたい。自民党の中にも賛成論者はたくさんいる。こういう皆さんの心を動かすような世論をつくり出しながら今国会中に実現できるように頑張ることをお誓い申し上げる」と決意を表明しました。

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 また、初出馬の際の公約に選択的夫婦別姓の実現を掲げて以来、取り組んできた枝野幸男元代表もマイクを握り、「1987年に社会人になった当時、同級生の友人たちが選択的夫婦別姓がないことで困っていた当事者だった」と、自身がこの問題に取り組み始めた原点を語りました。そして「当時の同級生たちの希望を叶えることができなかったことに大変忸怩(じくじ)たる思いを持っている。今日こうして大変な熱意で皆さんに背中を押してもらっていることに感謝し、なんとか実現に結びつけるために頑張る」と決意を語りました。

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