立憲民主党大阪府連が18日におこなった「ハラスメント防止対策研修会」について、大阪府連ジェンダー平等推進委員会の奥野美佳委員長が報告します。

 立憲民主党大阪府連は18日、所属議員を対象にジェンダー平等推進委員会主催による「ハラスメント防止対策研修会」を開催しました。講師には、アトリエエム株式会社代表取締役、産業カウンセラーの三木啓子さんをお招きし、「ストップ! ハラスメント ハラスメントのない社会の実現のために私たちにできること、すべきこと―ハラスメント規制法の成立を踏まえて―」をテーマに講演をしていただきました。

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 「ハラスメントは人権侵害である。さまざまなハラスメントを総括的に考えることが必要。ハラスメントは個人間のトラブルではなく、社会の問題。相手を支配し服従させようとするコントロールの中で起こる。誰もが被害者にも行為者(加害者)になりうるし、一人ひとりが、相互不干渉=傍観者であってはいけない」と三木さん。

 講演では、裁判事例も含め、さまざまなハラスメントの対応事例もご紹介いただきました。そして、ハラスメント防止に向けて、教育・研修・啓発の推進、相談体制の整備、法に基づく実効的なガイドラインの策定、各市での条例制定等、さまざまな方策についてお話しいただきました。最後に、一人ひとりに向けては、ハラスメントについて正しい理解・認識を持ち、相談においては、相談者のよき理解者であり、アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)からの解放等に努めること、そして何よりも「相手をリスペクトすることが大切である」と締めくくられました。

 立憲民主党のハラスメント防止対策ハンドブックにも、「すべてのハラスメント・暴力は、基本的人権である個人の尊厳、相互の信頼を損なう行為であり、自由や平等、そして民主主義という政治の基本理念をも脅かす、許されざる行為にほかならない。また、こうした行為を看過することは、民主主義や政党の存立そのものを危うくするものである」と記載されています。

 すべてのハラスメント・暴力の根絶に向けて、私たちが毅然とした態度で取り組む決意や覚悟を改めて認識させられた大変有意義で貴重な研修会でした。

大阪府連ジェンダー平等推進委員長

奥野美佳

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