福山哲郎幹事長記者会見

2021年10月12日(火)18時00分~18時36分
発行/立憲民主党役員室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
https://youtu.be/VCMfQDZnRHs


■冒頭発言

■質疑


■冒頭発言

○衆院総選挙 小選挙区公認候補214名を決定

【司会・事務局】
 きょう常任幹事会で次期衆議院選挙に向けた公認決定が行われましたので、平野代表代行・選対委員長のほうからまずご報告いただきたいと思います。

【平野選対委員長】
 大変ご苦労さまです。きょう(総選挙前)最後の常任幹事会ということになりました。その中で、私の所掌でいきますと、「第49回衆議院総選挙の公認候補者の決定について」と。今までは公認内定、公認予定者ということでございましたが、きょう確認されましたので皆さん方に報告をしたいと思っています。
 トータル、小選挙区立候補予定者、公認決定者ですね、214名となってございます。その中で内訳は現職105名・元職25名・新人84名ということでございまして、女性・男性の比率でいきますと女性37名・男性177名ということで、女性の比率という視点で見れば17.3%と。当初30%以上ということを申し上げておりましたが、まだ単独比例の方がおられますので、このパーセンテージは小選挙区におけるパーセンテージということでご理解をいただきたいと思います。とりあえず公認決定者については214名の決定を党本部としていたしました。
 なお、単独比例の方々については、そう遠くない近日中に報告をしてまいりたいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。代表からは比例候補を含めて過半数以上を出すということが大命題でございますので、私としても233名以上必ず擁立をすると、こんな決意で、今、最終選考をいたしているとご理解をいただいたら結構かと思います。

【司会・事務局】
 では質疑を受けたいと思います。社名と名前を名乗ってお願いいたします。

【NHK・金澤記者】
 今回の公認は第1次公認ということでよろしいか。今後も追加をしていくということがあり得るのかどうかというのがまず一点。
 もう一つ、生方衆議院議員の公認が出ていないかと思うが、生方氏の扱いについてはどのように今後対応されるのか。

【平野選対委員長】
 第1次公認というふうには銘打っておりません。私どもとしては今回が公認候補の決定ということでありまして、政治的に結果的には追加公認という形はあり得るかもわかりません。だから1次公認とかそういう判断はいたしておりません。あくまで党としては公認決定のリストを出しているということでございます。
 生方さんの件でございますが、経過についてのご説明は後で福山幹事長のほうからされると思いますが、私、きょうご本人等々で確認をさせていただいた状況におきましては、きょうの公認発表については辞退というふうに伺っております。私どもとしてはこの問題については相当影響が大きいと党本部として考えておりまして、ご本人にいろいろなことを申し上げてございます。ご本人の結論はまだ聞いておりませんが、党としてはきょうの公認発表についてはご本人のほうから辞退ということで私としては了とし、きょう発表の中から抜いているということでございます。

【福島民友新聞・桑田記者】
 福島5区の支部長に内定されていた鳥居さんが取りやめということになったが、今後の鳥居さんの処遇を含めて対応についてお聞きしたい。

【平野選対委員長】
 福島5区の公認予定者でありました鳥居さんとも私お話を、ヒアリングでずっと回っている中でご本人と意見交換をいたしました。もともと県会議員を目指しておられる中で、党勢拡大ということで次の衆議院選挙に立候補していただけないかということで公認予定者として決定してまいりました。現時点での政治状況を含めて、ご本人のほうからは比例候補として専念したいというお声があり、私としては了としたいということで、次回比例候補の発表のときには鳥居さんについては比例名簿で登載したいと、このように考えています。

【岩手日報・及川記者】
 岩手1区について伺いたい。候補者の調整について、きょうの午前中も県連代表の小沢一郎さんと枝野代表、幹事長、代表代行と、会談を持たれたかと思う。現職優先だけの理由ということでは今回の公認は承服しかねるというような声が出ていたかと思うが、階猛さんが公認に決まった理由について改めてお聞きしたい。

【平野選対委員長】
 これは新しい立憲民主党に結党するときに、いろいろな方がご参加をいただいたと。こういう流れの中で、私どもとしては、無所属だった方も、あるいは後から社民党さんから来られた方も含めて、現職については現職を優先すると、こういう考え方を党の執行部としての基本に置いてございました。ただ、岩手の県連のほうからは県連総意として佐野さんという候補者を岩手1区から出したいと、こういうご要請が私のほうにまずございました。私は現職優先で階さんにしたいということでございましたし、岩手県連代表の小沢さんからは承服しかねると、こういうことで何回か意見交換をさせていただいたところでございます。
 きょうの発表に先立ちまして、当然県連のほうから代表並びに幹事長、私と、改めて県連の皆さん方の要請ということで文書をいただきました。そのことをしっかり受けとめながら党としては最終判断を、第1区総支部、階さんにさせていただいたと、こういうことでございます。

【岩手日報・及川記者】
 そうすると県連から上申されていた新人候補についての処遇というのは、今後どのようにお考えなのか。

【平野選対委員長】
 これについては、やはりそこまで県連の総意としてやってこられたということでありますので、何とかいい策を私は考えていかなければなりませんが、きょうの発表は1区については階さんということですので、今後小沢代表を含めて県連の皆さんといい知恵を絞らなければいけないねということで、今、絞り中であります。

【岩手日報・及川記者】
 比例での処遇とか、そういったことも含めて今後ご検討ということか。

【平野選対委員長】
 もちろん比例ということになるのかどうかは、やはり県連の皆さんのご納得をいただかなければいけないわけですから、それを今検討中ということでご理解ください。

【信濃毎日新聞・実延記者】
 長野4区についてお尋ねしたい。長野県内の選挙区では4区が立憲民主党の立候補予定者唯一の空白となっている。現在共産党の新人候補が出馬表明されているが、立憲民主党として長野4区に独自に候補を擁立するお考えはあるか、共産党の候補を野党統一候補として一本化したという認識でよろしいか、2点お尋ねしたい。

【平野選対委員長】
 私ども基本は、空白区についてはやはり埋めていこうという基本線のもとに、全国の空白区については埋めるべく県連に要請をしてまいりました。長野4区については、その地域事情等々あるわけでしょうが、我々としては空白区を埋めなさいと、ぜひ埋めてほしいと、こういうことですが、今日まで結果的にはそこは空白になっているというのが現実の姿であります。したがって、そこが統一候補なのかどうかというのは、私は統一候補にするということを言った覚えもございませんし、地域の中でどういう取り扱いをしているかは現地でお聞きいただきたいと思います。

【「フランス10」・及川記者】
 東京8区、吉田晴美さんに公認が下りたわけだが、山本太郎さんが10月8日に出馬するという話をしていてきのう撤回した。平野幹事長は山本さんが降りたことについてどうお考えか。今後、れいわと調整をどうしていくおつもりか、お考えをお聞きしたい。

【平野選対委員長】
 この8区については、私どもは公認の決定は吉田さんにいたしているところでございますし、今ご質問あったところは後ほど幹事長のほうからお答えさせていただきたいと思います。

【読売新聞・田村記者】
 東京4区の井戸正枝さんが今回15区になっているかと思うが、その理由をまずお聞きしたい。

【平野選対委員長】
 この理由というのは特にないわけですが、私どもとしては4区の井戸さんについては15区に選挙区替えをするということは都連並びにご本人含めてのご判断を頂戴したものですから、そういうことを含めて本部として対応したと、こういうことでございます。

【読売新聞・田村記者】
 共産党はこの東京4区を重点区というか、東京4区をかなり重視していたようだが、その共産党との候補者調整の一環で4区を降ろして15区に移ってもらったということになるのか。

【平野選対委員長】
 共産党さんとの向き合い方ありきでそういう調整をしたわけではありません。当然ご本人のご意向、今まで活動しているわけですから、そういう活動も含めて東京都連とご本人、本部ということで、柿沢未途さんが首班指名で自民党さんに入れられたということも含めて、私どもとしてはそこにご本人を入れさせてもらう、そこへ移させてもらうという結論に都連からなったということをお聞きし、私も了としたと、こういうことであります。

【読売新聞・田村記者】
 この間、共産党と候補者調整についていろいろ協議されてきたと思うが、例えば先ほど話題に出た福島5区とか、共産党との交渉によってどこの選挙区でどう候補者が替わったとか降りたとか、何かそのあたりで決まったことがあればお聞きしたい。

【平野選対委員長】
 それはまだいろいろ一本化に向けての調整中であります。したがって、どういうふうに動かしたかということを皆様方に逐次報告するということについては控えなければならないと思いますし、結果そういうことになったんだなということであります。
 私は野党第1党の責務として、今回の衆議院選挙というのは政権選択ですから、やはり候補者を一本化する、最大限一本化する、この努力というのは絶対必要だと思っていますし、野党第1党のある意味責務だと思っています。しかし、それぞれ政党を背負っている、パーティーでありますから、それぞれの立場もありますから、最大限与党を利することのないように調整をしていくというのが基本の軸でやりとりしております。結果こういう調整をしたんだなということが見ていただけると思いますので、逐次こういう理由でこういうふうにしましたなんていうことは発表しません。

【司会・事務局】
 ありがとうございました。では引き続き幹事長のほうから常幹報告を含めて会見に移らせていただきたいと思います。

○第35回常任幹事会を開催

【幹事長】
 ご苦労さまでございます。きょうは公認の発表もございましたので、長くなって申しわけありません。よろしくお願い申し上げます。
 常任幹事会の概要について報告を申し上げます。
 代表の挨拶はご案内のとおりでございます。
 私からは、まずは「#政権取ってこれをやる」の第9弾・第10弾の発表をさせていただきましたので、そのことについて報告をさせていただきました。
 それから、先般、東京(等)で最大震度5強の地震が発生いたしましたので、その情報連絡室の設置についても報告をさせていただきました。
 それから、もう皆さんにはご連絡が行っていると思いますが、政権公約をあす発表ということになりますので、そのことについても常幹で報告をさせていただきました。
 それから、私から東京8区のこれまでの経緯についても若干報告をさせていただきました。
 それから、改めて申し上げますが、常幹でも生方議員の発言についての報告をさせていただきましたので、まず私からおわびを申し上げたいと思います。今般の生方議員の発言は、拉致被害者とご家族及びこれまで拉致問題の解決にかかわってこられた全ての方々を深く傷つけるものであり、党の考え方とも全く相入れないものであります。幹事長としても心からおわびを申し上げます。申しわけありませんでした。きのう生方議員がすぐに謝罪とおわびをツイッターに上げ、その後、森ゆうこ拉致問題対策本部長からも「家族会」「救う会」「特定失踪者問題調査会」や関係者の皆様におわびを申し上げ、さらには生方議員を連れておわびに行かれて、その後、夕刻、生方議員から千葉県連代表を辞したいということが千葉県連の岡島幹事長に連絡があり、急遽持ち回り常幹を開いていただいて代表辞任を決め、改めて長浜代表を決めていただいたと報告を受けております。こういった経緯について、きょう常幹で報告をさせていただきました。
 国対委員長からは、残念ながら(与党は)予算委員会を開く気が全くないと。まだ交渉は続けるが、非常にもうひどいものだというご報告がありました。
 参議院の国対委員長からは、参議院はきょうの本会議の代表質問と、あすもまだありますので、森幹事長に頑張っていただくという報告がございました。
 政調会長からは、いわゆる政策インデックス(政策集)、そしてあしたの報告等をやりますと。政策インデックスについてはそれぞれ現地に送らせていただく等々の報告がありました。
 選対委員長からは、自治体議員選挙の推薦について、2件でございますが確認いたしました。
 組織委員長からは、総支部長の異動について、暫定総支部のものを衆議院の小選挙区総支部に変えるということで福岡県第6区。それから自治体議員の離党について1名承認をしました。
 選対委員長からの協議事項として、小選挙区(総支部長)の選任及び辞退について確認をしました。選任は福岡6区・田辺徹さん、これは改めて総支部長に選任されました。そして辞退としては、福島5区の鳥居さん、それから愛媛4区の杉山さん、2人の辞退を確認させていただきました。その後、協議事項の中で、先ほど皆様にご説明させていただいた衆議院の公認候補の決定を常幹としてもさせていただきました。
 協議事項として私から、選挙期間中の機関決定について枝野幸男代表にご一任をお願いしたいということで、一任も決定させていただきました。

○衆院総選挙 東京8区・15区の公認候補について

【幹事長】
 先ほどご質問にあった東京8区のことについて説明をさせていただきます。
 前も申し上げましたように、私も10日か2週間ぐらい前から、山本太郎代表の東京8区で立候補したいという意向については承っておりました。一方で、うちも吉田晴美さんが6年にわたってずっと市民の皆さんと一緒に活動している経過もあり、なかなか厳しいと。そして私どもは公認候補者を降ろすというようなことはあまりしない政党なので、なかなか厳しいということもお伝えさせていただきました。ただ、山本太郎代表の意思が固い場合には、逆に吉田晴美さんと共産党の候補者と山本太郎さんが東京8区で激突することになるので、それは今、野党共闘で野党と協力をして戦うという状況とは相入れない状況になりますので、そこについてはどうするかということを苦慮しておりました。もちろん吉田晴美さんにもこういう意向があるということはお伝えいたしましたが、その後万が一ぶつかるような状況になったらどうするのかということも含めて断続的に吉田晴美さんともご相談させていただきながら、時間が経過してまいりました。
 10月8日に山本太郎代表が8区でやりたいということ表明されました。その後、本格的にそれが決まったわけですから、その後どう対応するかについては吉田晴美さんとも都連の長妻会長とも手塚幹事長とも断続的に話し合いをしていました。一方で、山本太郎代表の記者会見の後、東京8区の市民の皆様が吉田さんで戦うべきだという声を大変大きく上げていただいて、自主的にいろいろな声をいただきました。その大きな声は本当にありがたいもので、吉田晴美さんがこの6年間本当に一生懸命活動されてきた証左だと思いますし、そのことについては、我々は本当に市民の皆様にもそういう声を上げていただいたことには感謝をしなければいけないと思います。ただ一方で、山本代表がそれでも決意が固い場合にはぎりぎりのところで吉田さんとも話し合いをしなければいけないということで、いろいろな形での相談をしている最中に、昨日、山本太郎代表が8区からの立候補を断念するという表明がありましたものですから、そのことについては私も吉田晴美さんのこれまでの活動について山本代表も一定の理解をいただいたということだと承っておりまして、これについては山本太郎代表がご英断をいただいたと思っておりまして、このことについては敬意を表したいと思います。
 きのうの発表を受けて、我々としては、吉田さんとも話し合いをして、結果としてきょうは公認発表の中に吉田晴美さんを入れさせていただいたということでございますので、ご理解をいただければと思います。
 先ほど東京4区と東京15区のお話が質問に出ましたが、柿沢未途議員が残念ながら首班指名で枝野幸男と書いていただけなかったこと、会派を離脱されたことも踏まえて、逆に言うと井戸総支部長とも話し合いをした上で、本人も納得した上で15区で戦いたいということになりましたので、本人の意向も含めて我々としては15区に転向していただくことを決めさせていただいたということですので、そのことも報告をさせていただきたいと思います。


■質疑

○衆院総選挙に向けて(1)

【NHK・金澤記者】
 きょう改めて214人の候補者を公認できたことについての受けとめと、過半数233を目指すというところで、いつまでにどれぐらいをめどに候補者を擁立したいかということ、衆院選に向けての意気込みもあわせて伺いたい。

【幹事長】
 いよいよ公認決定をさせていただき、あさって解散ということですから、戦いが始まるなということで気の引き締まる思いです。214名の小選挙区での公認候補者を擁立できたことは、1年前の合流で多くの仲間が加わっていただいたこと、それから自公政権に対して何とかかえていきたいという新人の候補者が集まっていただいたことの結果だと思いますし、そのことを支えていただいた多くの地域での支援者の皆さんにも感謝を申し上げたいと思います。
 きょうの参議院本会議でも申し上げましたが、十数年ぶりに与野党が大方の選挙区でできる限り1対1の構図で戦う選挙が整ってまいりました。これまでの安倍・菅政権、そして、きのうきょうと明らかになった、岸田内閣が何をやりたいのかもはっきりしない、具体性もない、そしてぶれる、そういう状況の中での戦いになりますので、我々としてはこの日本の国の政治を国民とともに変えていきたい、真っ当な政治にしていきたいということを強く訴えて、短い期間の選挙戦でございますが懸命に戦っていきたいと思います。

【フリーランス・安積記者】
 一部報道にある香川1区の小川淳也議員の件、幹事長もご存じかと思うが、日本維新の会の代議士会のほうに入られて維新の香川1区の候補者擁立を断念してくれと言った。それから、地元紙では、その候補の実家に行って立候補断念を求めたと。その前に電話をかけられたそうだが。こういった行動についてどう思われるのかということと、野党共闘という枠の中に維新は入っていないはずだが、これについて重ねてどう思われるかお聞きしたい。

【幹事長】
 小川淳也さんと、その維新で立候補されるという方が、もともと玉木雄一郎議員の秘書をやられていたということで、旧知の仲だったということもあると思います。その中で、小川淳也さんとしては何としても1対1の構図で選挙を戦いたかったという思いが強かったのだと思います。旧知の仲でなければそういう行動を起こされたかどうかはわかりませんが、私はつぶさに状況を知っているわけではありませんけれども、そんな環境の中で、何とか1対1の構図で議席を守りたいという思いがそういう行動をとらせたのだと思いますし、維新の場面に行かれたということで、維新の皆さんが何というか気の悪い思いをされたのだとしたら、それはおわびを申し上げなければいけないと思います。

【毎日新聞・宮原記者】
 先ほどの平野選対委員長の質疑でも似たようなものがあったが、共産党との候補者調整について、具体的なところはいいが、今の時点でもう既にあらかた終わったのか、それともまだ詰めている最中なのか、その進捗状況について伺いたい。

【幹事長】
 断続的に平野選対委員長と穀田さんとやっていただいていると理解しておりますので、今のご質問に対する答えは、今まさに真っ最中というふうに思っております。

○甘利氏あっせん利得疑惑について

【「フランス10」・及川記者】
 甘利明さんの問題について伺いたい。大臣のとき、疑惑が発覚したときは郷原信郎弁護士に公聴人として公聴会に来ていただいたり協力を仰いでいたと思うが、今回郷原さんのほうには全く話が行っていないと聞いている。郷原さんに甘利問題を追及する上でご協力を願わないのか。願わないとしたらなぜなのか、例えば横浜市長選挙で山中竹春候補を攻撃したことなどが一因なのか伺いたい。

【幹事長】
 ちょっと今の質問のご趣旨がわからないのですが、甘利幹事長の疑惑については、まず合同ヒアリング等をやらせていただいております。郷原弁護士がどの程度この問題について詳しくご存じなのか、すみません、私はそのときの状況はあまりわかっていませんので存じ上げませんが、国会が開かれないような状況の中でどう協力を求めるのかがちょっとわからないので、私としてはそれは野党合同ヒアリング等での判断になるのではないかなと思います。

○衆院総選挙に向けて(2)

【愛媛新聞・河端記者】
 今回総支部長を辞退された愛媛4区の杉山さんについて、過去にツイッター上で女性に対して不適切な投稿をされていたということがあった。党としてジェンダー平等に関する施策を数多く打ち出されている中で候補者の方がこういった投稿をされていたことに対し幹事長として受けとめをお願いしたい。

【幹事長】
 候補者になる前の、それも8年とか、かなり古い時期の若いころのツイッターでの内容ですが、非常に不適切極まりない内容だったので私もいささか驚きました。ですから、まずはこの選挙、総支部長としての資質・資格については、我々としてもこれは有権者の皆さんにお願いをする状況は整わないと考え、本人とも話した上で、本人も理解をした上で、公認の辞退、こちらから言えば公認の取り消しをさせていただきました。非常にそのことについては、愛媛4区の有権者の皆さんには、ご支援のお願いをしながらこういった事態で公認辞退に至ったことについてはおわびを申し上げたいと思います。

【共同通信・山下記者】
 確認だが、千葉6区の生方さんについて、先ほど平野さんのほうから、きょうの公認発表を辞退したというような言い方だったが、要するに千葉6区に内定していたがいわゆる公認辞退をしたというような捉え方で間違いないか。

【幹事長】
 私、生方さんとも話をさせていただきました。この地合い、この状況、この大変厳しい状況というか、当たり前なのですが批判にさらされている状況の中で、やはり私自身は公認をすることはきついのではないかという判断をさせていただき、生方先生自身も公認を辞退したいと。きょうの公認を辞退したいという表現もありましたが、実質的には公認ができる状況ではないと私は判断しております。

【読売新聞・田村記者】
 現状で立憲と国民・社民・共産党の野党4党で大体幾つの選挙区で候補者を一本化できるという見通しというのはあるか。

【幹事長】
 先ほど詰めている真っ最中と申し上げたので、今、走っているところですから、まだそのことは具体的には申し上げる段階ではありません。

【フリーランス・宮崎記者】
 まず、今後、全国的な情勢調査をすることはあるか。
 それから、県別で言うと愛知県は接戦区が多い現状認識ではないかと思うがいかがか。
 そしてもう一つは、小選挙区に出た人で落選した場合、年越し、参院選とすぐになるが、その処遇といったことはすぐに決まるものなのか。

【幹事長】
 1点目は、調査のことは、これから選挙が始まりますので、非常にセンシティブな問題ですので、どの程度の調査をやるのかやらないのかについてはコメントを控えさせていただきたいと思います。
 2点目は、愛知だけではなく、ほかの都道府県も含めて、当然首都圏もそうですし、福岡もそうですし、北海道もそうですし、東北もそうですし、やはり相対的に言えば関西圏はなかなか厳しい状況はありますが、全国的に我々としてはいい戦いをしていきたいと思っていますので、愛知はそのうちの大きな一つだと思います。
 三つ目は、すみません、落選とか何とかということの前提で来年の参議院選挙を組み立てることは今のところは全く考えていませんので、お許しいただければと思います。

【NHK・金澤記者】
 最初の質問で、いつまでに過半数の擁立を目指すか。

【幹事長】
 ごめんなさい。きょう214でございますが、結果としては過半数の233を超える状況で、どこまでに超えるかについては今精査をしているところですので、限りなく240に近いところで公認候補者を擁立していきたいと考えております。いつまでかというと、もうぎりぎりで言えば今週いっぱいから来週の頭にはそういった形の態勢を整えていきたいと思っております。来週の頭と言っても、もう来週の火曜日から選挙ですので、もう日々作業を詰めていきたいと思います。