福山幹事長は15日、山梨県入りし笛吹市石和町の石和温泉駅南口前で市来伴子(いちき・ともこ)・第2区総支部長とともに街頭演説をおこないました。

 市来総支部長は、「今回の選挙は、私たちの命と暮らしを守れるのはどちらの政権かを選んでもらう選挙だ」と切り出し、「この間の自民党政治はどうだったか。岸田政権になっても結局何も変わらない政治。ぶれている今の岸田政権は、総裁選での主張が所信表明演説や選挙公約に出ていない。衆院選挙では、命と暮らしを守る政治を取り戻していきたい」と力を込めました。

ichiki.png

 「このコロナ禍で観光業、飲食業だけでない、さまざまな職種の皆さんから『売り上げが減っている』『商売が厳しい』という声を聞いてきた」と述べ、3人の男の子の父親である30代の男性から「お金が足りなくて、自分の息子に自分が子どものときに体験したことを体験させられない。それがつらい」という話を聞いたと紹介。「その男性は、有名なところで働いている正社員。税金は上がり、物価は上がっても私たちの実質賃金は上がっていない。生活が苦しくなるのは当たり前。私は皆さんの賃金を上げる政治をやっていきたい。格差をなくす政治をやっていきたい。若い皆さんと話すと『政治に期待できない』『政治で自分たちの生活が良くなると思えない』と言われる。いま政治にまん延している不信感が悪循環となって日本の政治を覆っている。若い子育て世代の皆さんが、子育てをしていて『日本で生まれてよかった』と思える日本の国をつくっていきたい。生活に希望を取り戻す。政治に信頼を取り戻す。皆さんとともに政治を変えていく、その先頭に立たせてほしい」と決意を表明しました。

fukuyama).png

 福山幹事長は、全国的に温泉旅館やホテル、おみやげもの屋さんがコロナ禍で売り上げを損失しているなか、政府は補償をせずに無利子で借金をして乗り切るよう求めたと問題視。飲食店以外にも支給対象とする業種を広げ、事業規模によって補償をする必要があるとして、立憲民主党は続化給付金や低所得のひとり親・子育て家庭やの給付金を求めて続けているにもかかわらず、政府はこれを放置してきたと批判しました。

 岸田総理に対しては、堂々と国民に自分のやりたいことを説明すべきだ」と述べ、金融所得課税の強化や、令和版所得倍増、「健康危機管理庁」の創設、選択的夫婦別姓の実現など、自民党の総裁選で掲げた政策が、今回の選挙公約から抜け落ちていると指摘。「こんなに就任早々ぶれた総理を見たことがない。自民党が変わらないなら市来さんで変えよう。市来伴子は行動力があって、元気がある。子どもたちの貧困問題にもずっと取り組んできた。やりたいこと、やらせてもらいたいことがある。一緒に政治を変えていこう」などと呼びかけました。

miyazawa.png

 総合選対本部本部長の宮沢由佳参院議員は、「コロナ禍で多くの人が苦しんでいる。いまの自公政権は、一人ひとりの命と暮らしを守ることができていない。だから変えなければいけない。そして嘘、偽り、隠蔽が横行する政治を子どもたちになんと言い訳をするのか、どう説明するのか。子どもたちに説明できない政治によって、この国の政治離れが進んでいる」と述べ、政治の転換が必要だと主張。「国のどまんなかで一人ひとりの命と暮らしを守れる人を押し上げていきたい。何かが起こったときにすぐに行動できる即戦力、実行力を持っている市来さんに力を貸してほしい」と訴えました。

ozwa.png

 小沢雅仁参院議員は、岸田総理の「国民の信頼と共感が得られる政治にしなければいけない」という発言に言及、「とてもそんな政治を作れるとは思えない。1カ月近くの総裁選で訴えていたことが消えてしまい、岸田カラーが無色透明になり本の表紙だけを変えたイメージだ」と指摘。「表紙が変わっただけの政治では自民党を変えることはできない。政治を変えるためにともに戦っていこう」と呼びかけました。

 街頭演説会の司会は、古屋雅夫県議会議員が務めました。