衆院選挙戦最終日となった30日午後、枝野幸男代表は「 #立憲大作戦2021 FINAL in 神奈川→東京」の3カ所目の立川駅前に駆けつけ、東京21区から立候補している大河原まさこ(おおかわら・まさこ)の応援演説をおこないました。

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■大河原まさこ(おおかわら・まさこ)候補

 大河原候補は参院議員1期、衆院議員1期をつとめ、ジェンダー平等、子ども、環境、消費者の問題、協同労働組合法など多岐にわたる分野で実績を上げました。今年3月に脳出血で倒れ、中途障がい者となって車椅子で出馬することになった大河原候補は「人生100年時代、病気や怪我で健康を損ない、障がいを持つということは誰の身にも起こるということを自分の身をもって体験した」と話しました。

 コロナ対応での数々の失政について「長く続いてきた自公政権が国民の生活の実態を知らないことが一番大きな原因だと思っている。コロナに感染しても医療にもかかれない、自宅療養という名の自宅に放置された状態で症状が悪化し、命を落とす。国民皆保険の国、医療が高度に発達した国と言われ、先進国の中でも胸を張ってきた私たちの国はどうしてこんなに危機に弱い国になってしまっているのか。それは、政府が取る対策が事態をしっかりと捉えていないから。そして、暮らしや命を最優先にするという判断ができない政府になっているからだ」と訴えました。

 大河原候補は、共に生きる社会を作ることを訴え続けてきたと語り「差別や格差をなくすこと、男性にも女性にも暮らしやすく、生きやすい社会をつくること、これこそが今一番必要なこと」「ところが、これ以上事項政権に任せていれば、あたなの命は守れない。私たちの暮らしは守れいないということがはっきりした」と批判しました。

 障がいを持つ身になって「この国、この社会が障がいを持たない人を基準にして社会がつくられていること、そして人は誰でも家族と住んでいるということを前提にして医療や介護が家族頼み、身内頼みにつくられていること」に改めて気づかされたと話しました。4年後の2025年には団塊世代が全員75歳以上となり高齢化のピークを迎えるが、それまでの期間が今回の選挙で選ばれる衆院議員の任期と重なると指摘し、今こそ誰でも安心して受けられる医療、年金、介護を総点検し、立て直さなければならないと力を込めました。

 「私たちの命と暮らしを守るために政権を変える。この21区では、大河原まさこに投票していただくことから、政権交代の第一歩を一緒に歩み出していたいだきたい」と支持を訴えました。

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■枝野幸男代表

 枝野代表は「命と暮らしを守るのが政治の一番の役割」であるにもかかわらず、コロナ禍の2年間で潰れなくてもいい店が閉じ、明日の食べる物にも困り自ら命を絶った人、治療を受けられずにコロナで亡くなった人がいたことを挙げ、「政府はやるべきことをやって来なかった。私たちにもう少し力があれば。本当に歯痒い思いだ。だから変えようと訴えている」と切り出しました。

 安倍、菅、岸田政権の9年間の政治、コロナ対応、経済対策が問われているとし、アベノミクスについては「9年経って結果は出ている。成長の果実は皆さんにとどきましたか。届いていない。それは成長していないからだ」と強調し、成長していないのだから分配されないと断じました。

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 大河原候補について「もともと私たちの考えを体現するような、多様性のある社会を目指し、選択的夫婦別姓の問題、子育て、環境の問題の最前線で頑張ってきてくれた」と紹介しました。大河原候補が病気で車椅子生活となったことに触れ、「誰にでも急な病気、怪我はある。実際そういう事態に直面したら、どんなことになるか大河原さんでさえ、自分がなってみて想像力がなかった仰っている。まさに政治全体が、その想像力を欠いている。いつ、誰にどんなことが襲ってくるのか分からない」と話し、「いざという時に頼りになる政治にしなければならない。大河原さんは自らの体験をもって、いかにいざという時に頼りになっていない政治なのか、社会なのか、誰よりも知っている当事者の立場になった。まさに、日本の政治に一番足りない、欠けているものをご苦労されている中で体験をしている。誰よりも国会に必要な人。大激戦となっているが、何とか皆さんの力で国会に戻していただけないでしょうか」と呼びかけました。

 「ぜひ1人でも多くの皆さんに、『変えよう。立川には大河原まさこがいるではないか』と伝えていただけませんか。あなたの1票が、身近な人に掛けていただく一声が、政治を変える力だ。あなたには力がある。主権者はあなただ。あなたの力で一緒に、日本を支え合い、分かち合う社会へ、まっとうな政治へ変えて行く、そんな10月31日にしようではありませんか。力を貸して下さい」と訴え、演説を終えました。

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