立憲民主党はの新型コロナウイルス感染症ワクチン接種に関する課題検討プロジェクトチーム(ワクチンPT)は17日、国会内で会議を開催し、新型コロナウイルスワクチンに関する諸課題について政府からヒアリングしました。

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 冒頭、中島克仁PT座長は、自治体をはじめ関係者の方々の尽力によりワクチン接種率が上がっているとに触れ、「私も医師として、先週地元の自治体の集団接種に参加し、2回目接種の最後ということだった」と話しました。ワクチン接種は「非常に複雑なオペレーションで、ワクチンに関しては保管の問題、スケジュールの問題などがある」とし、自治体として追加接種について早めに準備したいが、ワクチンの種類、接種間隔、年齢などがなかなか決まらないジレンマがあったこと、地域によって医療従事者が高齢な方が多くて、持続可能な実施体制を今後どのように維持していくのか等の問題があると指摘し、「その他にもいろいろな課題があるが、まずは政府から説明をしっかり聞きたい」とあいさつしました。

 厚生労働省から(1)ワクチン確保の取り組み、今後の供給・分配(2)ワクチンの追加接種(3)ワクチンの交互接種(交差接種)(4)5歳から11歳の小児への接種――についてヒアリングした後、質疑応答をおこないました。

 参加議員からは、(1)たまに4、5回接種を受けている人がいるが、行政で把握できているか(2)接種を受ける場所が変わっても有効なコーホート調査が可能か(3)1、2回目を接種せずにいた人は、これからでも接種を受けられるのか。その手続きは(4)副反応について通常のものと有害事象をどのように線引きしているのか(5)接種による健康被害申請の件数(6)国産ワクチン開発への資金援助で成果はあったか(7)2回目から3回目の接種の間隔を8カ月とした根拠。例外的に6カ月で実施できる場合の具体例を示すべき(8)5歳から11歳接種は個別接種なのか集団接種か――などの質問などが上がりました。