市民団体の主催する「沖縄県名護市辺野古での米軍新基地建設を巡り、軟弱地盤を改良するために防衛省が申請した設計変更申請を、沖縄県が不承認としたこと」をテーマとする集会が3日、首相官邸前で開催され、立憲民主党から山岸一生衆員議員が参加し、あいさつしました。

　山岸議員は「政治家を志す原点となったのが沖縄であった」と述べ、「新聞記者として沖縄支局へ赴任した際、辺野古新基地建設を強権的に推し進める安倍政権に対し、当時の翁長雄志さんが、基地建設を止めるために違いを乗り越えて広く県民に呼びかけ、オール沖縄ができていく姿を間近で見た」と語り、「力強いうねりができ、この姿こそが新しい希望と確信し、政治の世界に飛び込む決意をした」と政治家になる動機をあかしました。

　そして、自身の選挙も振り返り「これからの政治をかえるために、オール沖縄に学んだ政府に対抗するための取組みを、私の選挙区、東京9区でも再現できたと思っている」と強調しました。

　最後に山岸議員は、「辺野古新基地建設問題は沖縄だけの問題ではなく一人ひとりに問われている。本日、同時刻に沖縄でも集会がおこなわれているが、東京でも沖縄に連帯して自分のこととして取り組み、辺野古新基地建設を断念させよう」と締めくくりました。