立憲民主党は7日午後、執行役員会を開き、泉健太代表が冒頭、あいさつに立ちました。

 泉代表は同日行われた衆院予算委員会を振り返り、3回目のワクチン接種について岸田総理が「1日100万回を目指す」と答弁したものの、時期は2月後半というものにすぎない点を問題視し、「指導力、徹底してやるという決意・覚悟が弱い」と指摘。菅政権下での新型コロナ対策は出だしは遅れたが、100万回接種を目指す方針を打ち出してからは全国各地で数を積み上げていったと振り返り、それと比べても不十分だとの認識を示しました。

 また、昨日6日に新潟を訪れ、横田めぐみさんが拉致被害にあった現場を、党拉致対策本部長の森ゆうこ参院議員らと訪れたことを報告しました。「あらためて拉致問題の解決に向けて全力を尽くしていきたいと思いました。家族会や連絡会の皆さんの活動への支援、さまざまな角度からの情報収集を行い、協力を行っていく」と述べました。

 本日午前には「令和4年北方領土返還要求全国大会」に出席したことにもふれ、「何年同じ状況が続いているのか、不法占拠という言葉も、ずいぶん政府からは聞かれなくなり、シンガポール合意が基本的には安倍総理とプーチン大統領の間での2島返還を匂わすようなもののまま、何も進展をしていない状況」との見方を示しました。「交渉を進めているのか、政府の姿勢を一つ一つ明らかにしていかなければいけない」と述べました。