党つながる本部(本部長・泉健太代表)は16日、NPO関係の皆さんの活動をさらに後押しさせていただくため「2022年度(令和4年度)NPO関連予算公開ヒアリング」をオンラインで開催しました。現在審議されている政府の予算案のうちNPOが関連する予算について、省庁担当者から直接話を聞き、質問できる場を設けました。新型コロナウイルス感染防止のため、参加者の皆さんと会場とをZoomでつないで開催しました。
開会時の司会進行は冒頭をつながる本部 副本部長の金子恵美衆院議員が、その後のヒアリングは公益社団法人日本サードセクター経営者協会代表理事の後房雄愛知大学教授と特定非営利活動法人 NPO埼玉ネットのとよしま亮介事務局長らが進めました。
あいさつに立った泉代表は、NPO関連予算ヒアリングは民主党時代の2002年からほぼ毎年実施してきたことも紹介しました。また、自身が大学4年生の時にNPOを立ち上げるか、民間企業に就職するか悩んだ際に、設立をあきらめた経験に触れ、「NPOをとりまく仕組みや制度が時代にあったものになっているか、現場からの声を聴かせていただき、われわれも一緒に取り組みたい」と述べました。
同本部本部長代行の田名部匡代参院議員は「つながる本部」は、市民の日々の暮らしと政治をつなげることを目的に設置され、活動を行っていることを紹介し、「声が届かない人々、声を上げられない人々の声をしっかり国会に届けていきたい。地域で活動するNPOの方々とともにつながっていきたい」とあいさつしました。
進行役の日本サードセクター経営者協会 代表理事の後さんは、「今年も200名近くの参加があると承知している。公的資金を活用してさまざまな事業をNPOが担っていくことになるので、各省庁の公的資金にふさわしい使い方を重視していると思う。今日は、この観点から質問させていただきたい」と述べました。
■予算ヒアリング
外務省、環境省、内閣官房・内閣府、復興庁、法務省、農林水産省、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省の順番にNPO関連の2022年年度について説明を聞き取り、参加者との質疑応答を行いました。
■省庁提出資料
各省庁から届いた資料は、ヒアリングの紹介記事のこちらからダウンロードしてください。
■省庁別動画
■動画全体
・YouTubeライブ(1) https://www.youtube.com/watch?v=Cb8dfL5uNNI
・YouTubeライブ(2) https://youtu.be/gK_ShGcffxA
ZoomミーティングとYouTubeライブ(1)は手話通訳付きで、YouTubeライブ(2)は手話通訳とUDトークによる字幕付きでご覧いただけます。
閉会のあいさつに立った同本部副本部長の小山展弘衆院議員は、「つながる本部としてはNPOの皆さんに『こんな制度があります』と知っていただくために、政党の役割・機能を果たしていかなければいけないという思いで省庁と皆さんをつないで本日取り組みました」と振り返りました。そのうえで取り組みの重要性をあらためて認識したと述べ、「認定NPOでない皆さま方も含めて、新しい公共、サードセクターの担い手であると思っております。これからも政府に対してこのサードセクターがますます拡充していくよう取り組んでまいります」と締めくくりました。