泉健太代表は3月1日、ウクライナ大使館を訪れ、セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ大使と面会しました。源馬謙太郎国際局長が同席しました。

 昨日の立憲民主党大会で対ロシア非難決議を行ったこと、党を挙げてウクライナ難民支援募金活動を開始することなどを泉代表は報告。大使からはすでにインフラが破壊されているとして、日本が主導する形での事態収束後の復興や、避難民の受け入れの要請がありました。また、日本国民への謝意が示され、大使館が開設した人道支援口座に6万人を超える日本人から20億円近い寄付が集まっていることを明らかにしました。

 面会後に泉代表は記者団に、外務省の説明によると人道的な措置としてウクライナ人の入国を認めることになった点にふれたうえで、現地での日本への渡航手続きの簡素化や、周知の徹底、訪日後の受け入れ態勢の整備が必要だとの確認を示し、「外務省や入管などに伝え、いつでも受け入れられる体制をつくるよう変えていきたい」と語りました。

 安倍元首相が、日本の領土内にアメリカの核兵器を配備して共同運用する「核共有」の議論をしてもいいと発言したことへの見解を問われ、「核はお互いに持たないべき兵器であり、特に日本は被爆国で、われわれが持つ、あるいは持ち込ませるという態度ではいけない」「何だって議論がいいという話にしてはいけない」との考えを示しました。