源馬謙太郎ネクスト外務大臣は12月5日、米国より来日したアンカー・ヴォラ ゲイツ財団チーフ・ストラテジー・オフィサーの表敬訪問を党本部で受けました。ゲイツ財団から、柏倉 美保子日本常駐代表と小山 有沙日本統括が同席しました。
冒頭、ヴォラ ゲイツ財団チーフ・ストラテジー・オフィサーは欧米諸国によるグローバルヘルス分野への対外援助削減が進む状況を踏まえ、ゲイツ財団では2026年よりアフリカとインドに特化した部門を新設し、グローバルサウスを戦略の中核に据えた支援展開を進める方針を説明しました。同部門を統括するヴォラ氏はアフリカ地域を中心とする低中所得国では、多くの命が危機的状況にさらされており、今後は支援対象国との一層密接な連携の下で事業運営を進めていくと強調しました。
特に、ヴォラ氏は、「アフリカ諸国が財政的な打撃を受ける中、信頼できるパートナーとしての日本への期待が高まっている」との見解を示しました。また、ゲイツ財団としては、年間約100億ドルを今後20年間にわたり投資し、母子の健康改善、感染症根絶、貧困削減に取り組むと表明しました。
源馬ネクスト外務大臣は「グローバルヘルス分野への対外援助は日本の外交の柱になりえる。国際社会が全体的に支援しないといけない。国際社会が一体となって取り組むべき課題である」と述べました。会談では、日本の経済安全保障および健康医療安全保障の実現に向け、保健分野を活用したグローバルサウス諸国との連携強化、日本のリーダーシップの役割、経済成長や雇用への関与などについて、意見交換しました。
