立憲民主党奈良県総支部連合会は4月2日、奈良市内の大和西大寺駅前で街頭演説会を行い、猪奥美里(いおく・みさと)参院候補予定者、泉健太代表、馬淵澄夫衆院議員(県連代表)らが訴えました。

■猪奥美里参院候補予定者

 子育て支援の拡充が必要との観点から県立高校の制服の値段を例に、「いろいろ揃えると10万円かかる高校もある問題の本質は制服の値段だけではなく、子育てにお金がかかりすぎること。この問題は県では解決できない」と指摘。「解決するには国の仕組みを変えなくてはならない。この国のカチカチに凝り固まったルールを変えたい」と述べて子ども・子育て政策に力を入れていく考えを示し、その実現のため、いっそうの支援をと呼びかけました。

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■泉健太代表

 党がまとめた「チルドレンファースト」の視点を盛り込んだ「子ども総合基本法」を踏まえて泉代表は、「昨日、小学生から高校までの皆さんと、立憲民主党の国会議員が意見交換会をしたところ、子どもたちからいっぱい話が出てきた。『奨学金を何とかしてほしい』『飛び級制度を作ってほしい』『制服をなくしてほしい』といった話がありました。普段私たち大人は、子どもたちの声をどれだけ聞けているかという思いを強くした」と述べ、「子どもコミッショナーという、子どもたちの権利が守られているかを調査・勧告する機関をつくるため自民党と対決しているが、制度を導入するため頑張っていく」と、訴えました。

■馬淵澄夫衆院議員(党国対委員長)

 野党第一党の国会対策委員長として、国会で政府与党と対峙してきたと振り返り、「とりわけ予算審議という極めて重要な場で、後手後手に回る岸田政権のオミクロン株対策に対し、具体策を出さなければ何にもならないと追及する一方で、対案も出してきました。結果として、政府はクーポン券給付を現金10万円給付に切り替えたり、3回目のワクチン接種をより迅速化させるなど、立憲民主党の提案によって政府は方向転換し、着実に皆さんの生活に資するようにと政治を動かしてきた」と、追及と提案の党であることを強調しました。