全国生徒会大会が3月26日、国立オリンピック記念青少年総合センターで開催され、立憲民主党からは泉健太常任顧問と松尾明弘衆院議員が参加しました。イベントでは「『新しい生徒会』を実現するために」と題された企画が行われ、泉、松尾両議員はグループワークや質疑応答で高校生と活発な議論を行いました。


質疑応答コーナーでは高校生からの生徒会活動や政治に対する疑問に、各党から参加した議員が回答しました。
高校生からの「生徒が主体の生徒会の活動に顧問として先生が入るのはおかしいのではないか」との質問には松尾議員が回答。松尾議員は生徒の意見に理解を示しつつ、「学校の外でボランティア活動を行う際、いろんな団体との交渉は誰がやるのか。やっぱり大人がいないとできないこともある。学内のことは控えめにして、対外的なサポートをお願いするというような役割を明確にする必要があるのではないか」と、生徒会における先生の役割を提案しました。

一方、泉常任顧問は「学校の先生は忙しくて生徒会が作った企画書を見てくれなかったり、定例会に来られなかったりということがある。先生方の仕事を減らして、1つ1つの仕事を丁寧にしてもらえるような法律を整備してほしい」との要望に回答。泉常任顧問は、「今、国会でも超党派で先生の働き方改革をやっている。ただ、働き方を少し変えるくらいでは新たな業務が発生したり、(仕事があるのに)無理矢理帰宅させられたりするので、部活動などで外部に講師をお願いするようなことも考えていかなければいけない」と話しました。

さらに泉常任顧問は、「校則の改定が学内では認められても地域の人たちから反対の要望が届くことが多々ある。校則について市民から意見を集めるにはどうすればよいか」との質問にも回答しました。泉常任顧問は、「例えば市役所などの公共のスペースに自分たちのやりたい校則を貼って、パブリックコメントを募集すると良い。新しい事例なのでマスコミも注目すると思うし、取材を依頼すれば行政や市民も関心を持って見てくれるのではないか」と学外の力を借りることを提案しました。
イベントは、泉常任顧問が記念写真の撮影に応じたり、松尾議員が政治家としての経験を踏まえたアドバイスを行うなど、終始和やかな雰囲気で行われました。