小川淳也政務調査会長は6月5日、東京・有楽町駅前で蓮舫参院議員と街頭演説を行いました。

 蓮舫参院議員は冒頭、「夏の日差しを感じさせる暑い中、政治の話なのに足を止めてくださっている方に心から感謝をします」と述べ演説を始めました。

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 値上げ予定の商品が6、7月だけで3千品目を超え「値上げの夏」となり、今年の累計で1万品目に迫る状況に、まだ企業努力で踏みとどまっているが、踏みとどまれないとさらなる値上げか賃下げになると懸念を示し、「今こそ政治が敏感に、皆さんの痛み、企業の我慢にしっかりと手を差し伸べなければいけない」と語りました。

 岸田総理が昨年の総裁選で分配を重視すると訴え、豊かな人だけを豊かにしたアベノミクスがようやく終わると期待したが、総理になり分配について言わなくなったと指摘。さらに、投資による資産倍増を掲げていることに「安倍さんと何が違うのか、投資、出資をし、お金を儲ける財源がある人だけをピンポイントで優遇をする」と述べ、「(そうした財源があれば)私たちは困っている方、不安な方、声の弱い人たちにしっかり回す。分配を優先することこそが可処分所得の増加、消費につながり、それが経済成長につながる」と訴えました。

 また、「行政監視、行財政改革、税金の使われ方にこだわってきた」「皆さんの生活を守る税金の再分配に一貫してこだわってきた」「皆さまの声を形に、思いを形にするために(私を)使っていただきたい」と訴えました。

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 小川政調会長は冒頭、蓮舫議員を姉と慕っていると語り、「私のような弟分が、こうして姉を前にスピーチするのは、本当に何だか気恥ずかしい」と述べ演説を始めました。

 岸田総理について、安倍元総理や菅前総理と決別する必要があると語り、「円安物価高は、明らかに異常な金融緩和から来ている」「アベノミクスをきちんと見直す、総括し検証する」と言わないと政権が変わった意味がないと指摘しました。

 今夏の参院選に関連し、「皆さまの決断は、一つひとつが積み重なり、将来の日本を作っていくことになる」「その判断、決断に耐えられる訴えを私どもは政策面からしっかりやっていきたい」を訴えました。

 またタレントや著名人で、永田町で長く活躍している人、人々をうならせる質疑ができる人、閣僚・党首を経験した人をほとんど知らないと語り、蓮舫議員は先日の予算委員会でも行政の不備をただし、無駄遣いはおかしいと訴えていたと紹介しました。

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