小川淳也政務調査会長は6月5日、東京・中野駅前で松尾明弘候補予定者と街頭演説を行いました。街頭演説には、中野区の酒井直人区長、東京都連代表の長妻昭衆院議員も参加しました。また、街頭演説前には物価高街頭アンケートが行われ、後にはミニ青空対話集会が行われました。

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 松尾候補予定者は、これまで弁護士として15年間働いてきた中で、友人が過労で亡くなったことが政治家を目指すきっかけになったと語りました。遺族の代理人として労災を認め賠償金を払ってもらう交渉もしたが、どれだけお金が払われても本人が戻ってくることはなく、亡くなった方の後ろには何十人、何百人と悲しい思いをする人がいる。弁護士として眼の前の人の力になることはできるが、過労で悲しむ人を生み出さない、理不尽なことで悲しい思いをする人を生み出さない、そんな社会を作っていくために政治の道へ踏み入れたと語りました。

 昨年、衆院議員であった松尾候補予定者は、法務委員会の情報通信政策の質疑で、世界から20年遅れている日本のデジタル化について大臣に質問したところ「20年遅れている悔しさをバネに、みんなで頑張れば必ず取り返せると信じている」と根性論・精神論を語ったことを取り上げ、「こんなに危機感のない政治がずっと行われている限りは日本は良くならない」と指摘。一強他弱な状況では、日本の課題に向き合わなくても、自分たちの地位が安泰であればやらないと語り、「こんな政治を変えていきたい」「参院選で与野党を拮抗させ政治に緊張感を取り戻したい」と訴えました。

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 小川政調会長は、現在の異常な物価高とその背景にある円安は、少なからず安倍元総理、菅前総理が進めてきた異次元の金融緩和と無縁ではないと語りました。その上で、岸田総理はアベノミクスを見直さなければらないが、常に安倍元総理、菅前総理の顔色、麻生太郎副総裁の表情をみて政治をしているので結局大きく方針転換ができないと語りました。

 そしてひと月後の参院選は、この状況で良いというサインを有権者が送るか、直ちに政権交代を求めるものではないが、もう一方の勢力にきちんと物申すだけの力と権利を与えないとこの国のバランスが崩れてしまうと判断するか、極めて将来に向けて大きな分岐点になると訴えました。

 また今の国政にはリーガルマインド、法律や憲法に敬意を払う姿勢こそが必要だと語り、松尾候補予定者は、庶民感覚とリーガルマインドを国会に持ち込んでもらえると評し、期待を寄せました。

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 青空対話集会では、(1)働くこととお金になることの辻褄が合わなくなってきている。イノベーションに期待しすぎているのではないか。ベーシックインカムについてどう考えているか(2)環境問題、エネルギー問題について、海外で気候危機に拍車をかけるようなことをしている企業にどう政治からアプローチできるのか、また自分たち個人でできることは(3)維新の会をどう認識しているのか――といった質問がありました。

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