参議院東京都選挙区の松尾あきひろ候補は7月2日、武蔵野市内にある吉祥寺駅北口の商店街練り歩き街宣や街頭演説を行い、地元選出の菅直人党最高顧問や小川淳也党政務調査会長、近隣地区の党所属自治体議員らが応援に集まりました。

商店街を練り歩く松尾あきひろ候補と菅直人党最高顧問
商店街を練り歩く松尾あきひろ候補と菅直人党最高顧問

 松尾候補は、練り歩き街宣出発前の街頭演説で、「この参議院選挙の大きな争点である物価高・インフレに対してどのように対応していくのか。無為無策の岸田政権、岸田インフレとなんとしても戦っていかなければいけない。私は皆さまの暮らし、皆さまの声ときちんと向き合った政治を実現するために本日はここ吉祥寺から訴えていく」と発言。また、「今ロシアのウクライナへの武力侵攻によって本当に世界の安全保障が揺らいでいる。しかしそんな中、日本では、核武装をしようとか、敵基地攻撃能力を持とう、防衛費を倍にしよう、憲法9条を変えよう、そんな言葉が声高に叫ばれている。しかしそのようなことをすれば周辺国から日本が脅威と見なされ、日本のリスクが増す。こういったおかしなことをきちんとおかしいと言っていけるまっとうな政治をしていかなければいけない」と訴えました。

松尾あきひろ候補の応援に双子の弟の和弘さんも
松尾あきひろ候補の応援に双子の弟の和弘さんも

 菅最高顧問は、練り歩き中のスポット演説で、「今回の選挙は本当に政治の大きな曲がり角。これを危険な方向に曲がるのか、もう一度日本の社会を公正な社会に戻すことができるのか。それが維新の会と立憲民主党の政策の違いだ。維新の会は核武装まで言い出した。コロナ対策ではお医者さんも看護師さんも手当てできていないのにベッドだけ並べてそれをテレビに流してやってるやってると言っている。こんな政党が野党第1党になって、あのヨタヨタしている自民党を右に右に危険な方向に引っ張っていこうとしているのがこの参院選のいちばん危ないところだ。立憲民主党もなかなか力を発揮できなかったことは私も反省しているが、私よりもう一世代若いこの松尾候補をぜひ応援してほしい」と呼びかけました。

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 練り歩き街宣後の街頭演説会から合流した小川政調会長は、「円安と物価高は本当に政治の責任。安倍元総理のアベノミクスの前後で円の価値は半分になった。難しいのは分かるが、こうなったらアベノミクスを見直さなくてはいけないかもしれないと言うしかないのに、なぜ岸田さんは言えないのか。結局安倍さんが恐いのだろう。安倍さんの顔色を見ながら政治をしているのだから。ちょっと丁寧で謙虚な安倍政権が続いているだけ。丁寧で謙虚だからといって社会が抱えている課題は解決しない」と岸田政権の姿勢を厳しく批判しました。

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 途中の質問タイムでは、岐阜県から応援にかけつけた立憲民主党最年少の26歳の今井るる総支部長が「女性の生きづらさ、若者の生きづらさを訴える声が政治に反映されていない」として特に選択的夫婦別姓や若い女性に多い非正規雇用の問題を挙げました。

党岐阜5区総支部長の今井るるさんも応援に訪れ、小川淳也政調会長に質問
党岐阜5区総支部長の今井るるさんも応援に訪れ、小川淳也政調会長に質問

  小川政調会長は、「昭和の時代の古い政治が今も続いている。昭和の時代は、人生一直線、そのレールから離れると二度と戻れないが、右肩上がりの時代で、多くの人がそのレールに乗ることができた。平成の30年が過ぎた今、人生はそんなに単純じゃない。複線の道があったり、時々休んだり、乗り換えたり、いろんなことをしながら、自分の趣味を大事にして、それをお互いに尊重する生き方があっていい。ジェンダーも雇用も皆そうだと思う。そういうフラットな社会、フェアな社会に私たちはなんとか切り換えていきたい。頑張りましょう」と答えました。