立憲民主党は10月20日、泉「次の内閣」第5回閣議を国会内で開催しました。

 泉代表は冒頭、円が対ドルで32年ぶりに一時1ドル=150円台前半をつけたことに対し、「構造的な円安の構造を作り、それを変えることができないのが今の政府・日銀だ。(異常なペースで進む円安に)企業が全く追い付けていない。企業は収支の計画から何からすべて見直さなければならない。普通に頑張る企業が継続可能で先を見通せる状況を作るためアベノミクスは放置できない」とし、政府・日銀の責任を追及する方針を示しました。

 旧統一教会の問題に関し、立憲民主党が先頭に立ち政策協議を呼び掛けている「悪質献金被害救済法案」について、「被害者のため、先送りは許されない。(与党との)協議が始まったからと言って評価せず、ここから政府・与党の本気度を問うていく」と訴えました。

■「次の内閣」閣議の報告事項及び審査事項は以下の通り

(1)【報告事項】「学校教育における包括的性教育推進を求めるの申し入れ」を行う旨の報告がなされた。

(2)【報告事項】立憲民主党議員立法「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律案(通称:重度訪問介護就労支援法案)について」の法案審査状況について報告がなされた。

(3)【審査事項】「止まらない円安への当面の対策について(案)」について、財務省と日本銀行に申し入れを行うことが了承された。

(4)【審査事項】立憲民主党議員立法「新型インフルエンザ等治療用特定医薬品の指定及び使用に関する特別措置法案(感染症法改正案への対案)」について、賛成することが了承された。

(5)【審査事項】超党派議員立法「令和四年度電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金に係る差押禁止等に関する法律案」について、賛成することが了承された。

(6)【審査事項】国土交通・復興部門会議に「地域公共交通課題検討ワーキングチーム」を設置することが了承された。

(7)【報告事項】内閣部門会議内に「フリーランスワーキングチーム」を設置することが了承された。