森山浩行衆院議員は2月28日、衆院予算委員会の2023年度予算締めくくり質疑で、(1)国際クルーズ船の再開(2)東京五輪談合汚職(3)生活保護制度の扶養照会(4)インボイス制度――等について質疑を行いました。

(1)国際クルーズ船受入れの再開

 森山議員は国際クルーズ船受入れの再開について「専門家を交えた検証ができているのか」を問いました。斉藤国土交通大臣はガイドラインの策定等、昨年からの政府の取り組みを説明しました。岸田総理は「安心してクルーズを楽しめる環境確保をはかっていきたい」と述べました。

(2)東京五輪談合汚職

 東京五輪談合汚職について森山議員は、「役所側の体制を整え検証すべき」「万博などが控えていることからも、国際イベントの透明性を高めるガイドラインを作るべき」と訴えました。
 岸田総理は、「再発防止の今後の大会運営のための指針案等を策定し、今後の大会運営に生かしていく」と述べました。

(3)生活保護制度の扶養照会

 生活保護制度の扶養照会について森山議員は、「入口は入りやすく、出口は出やすい生活保護制度にすべき」と述べ、「扶養照会の副作用の大きさ」を指摘し、見直しを求めました。
 岸田総理は「自治体の運用について絶えず現実に合っているのか等を検討する中で扶養照会のありようについて関係者の中で検討していきたい」と述べました。

(4)インボイス制度

 森山議員は、インボイス制度の影響の大きさを指摘し、延期、中止を求めました。岸田総理は「不安の声があるからこそ、工夫を積み重ねてきた」とし、10月実施に向けて「政府として万全の体制を続けていきたい」と述べました。

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