参院大分選挙区補欠選挙が4月6日に告示され、党公認で立候補した吉田ただとも候補は「大分から政治の流れを変える」「経験といま持ちうる全ての知識・思いをぶつけ、勝利するために戦い抜く」と大分市の大手公園で行われた出陣壮行会で訴えました。泉健太代表は「(吉田候補は)ここ大分から国会に通い、皆さまと対話をし、農業も商工業も、皆さまの生活を見てきた」と述べ、地域の課題を国政につなげる、まさに県民目線の吉田候補への支援を訴えました。参院大分選挙区補選の投開票日は4月23日。16日告示の一般市区の首長・議員選挙、18日告示の町村の首長・議員選挙も23日が投票日です。出陣壮行会には、連合大分、国民民主党県組織、社民党県組織の代表者らも参加しました。

■吉田候補

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 超短期決戦の戦いでありますが、関係者の皆さまのご尽力で今日スタートラインに立つことができました。皆さまのご尽力にまずもってお礼を申し上げます。

 今回の補欠選挙、全国5選挙区の先陣を切って告示されました。補欠選挙の重要な意義を噛み締めて、この議席をなんとしてでも再び勝ち取らなければならない。そしていま、懸命に統一自治体選挙を戦っている同士の皆さんとともに、スクラムを組んで、共に勝利をしなければならない。そうした思いで立候補を決意いたしました。

 岸田政権の政治姿勢そのものを、この選挙で問わなければなりません。旧統一教会への対応、そして政治とカネの問題、また昨年の臨時国会が終わった後に防衛3文書の閣議決定をして、軍事大国化への道を開く姿勢。防衛増税で国民に重い負担を強いる。多くの弊害が出ているにもかかわらず、富裕層や株主優先の経済金融政策をなお推し進めようとしている。そうした姿勢をこの選挙でしっかり問わなければなりません。

 物価高に見合うように賃金や年金を引き上げてほしい、不公平税制を是正をして社会保障を充実してほしい、優良自治体や先進自治体や先進企業の事例に学んで根本的な消費者対策を少子化対策を講じてほしい、結婚できるように正社員にしてほしい、非正規やフリーランスの皆さんの処遇の改善をしてほしい、新型コロナウイルスを経験して明らかになった公務公共サービスの毀損(きそん)を再生してほしい、厳しい学校現場の勤務実態を改善してほしい、公共交通もしっかり守ってほしい、バスやタクシーやトラックの運転手の皆さんの処遇改善・人員確保しっかりやってほしい、食料自給率を引き上げて農業農村の政策をしっかりしたものにしてほしい、選択的夫婦別姓・同性婚を法制化してほしい、LGBTQ理解増進ではなくて差別禁止法を作ってほしい、こうした切実な国民・市民の皆さんの希望・願いにいまの岸田政権は応えているでしょうか。

 私は大分で生まれて育って仕事をして、一貫して活動してきました。「大分から政治の流れを変える」。このことをこの選挙戦でしっかり訴えていきたいと思います。大分県職員として農業土木職員として仕事をして現場に向き合ってきました。県議会議員として参議院議員として働く仲間の皆さん、生活者の皆さんの思い、農林水産業者、中小企業の皆さんの思いをしっかり政策に生かしていく。そういう努力を重ねてきたと自負をしております。

 大変困難な戦いでありますけれども、この17日間、私の経験といま持ちうる全ての知識・思いを県民の皆さんにぶつけて、なにがなんでも勝利するために戦い抜く決意でございます。どうか皆さま方の圧倒的なご支援を心から願いを申し上げまして、決意表明にさせていただきます。

■泉代表

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 この大分を代表する政治家、吉田ただともが県民の皆さまと真の対話を行い、そして真の連携を行い、大分の声を国政へ届ける、その戦いの時がやってまいりました。

 この国の政治がどのようになっているか、私たち県民・国民がどのような声を今の国政にぶつけなければならないのか、是非一緒にお考えいただきたい。

 4月1日から新年度予算がスタートいたしました。その中で、なんと防衛費は26%も上がっています。6.8兆円にまで膨らんでおります。一方で少子化対策の予算はたった2.6%しか増えず、さらには農業の予算はマイナス0.4%、賃上げをつかさどる経済産業省の予算はマイナス2.4%。これ一つ取っても今の岸田政権が国民の生活や県民の所得や物価高の大変さを、まったく分かっていない。こんなせいじを変えなければならないという証明ではないでしょうか。

 私たちがまず優先すべきは、皆さまの生活を守ることであって、防衛増税でもなければ、子育てを名目にして新しい保険を作り、また現役世代の負担を高める、こんなやり方ではないのではないでしょうか。是非とも皆さん、吉田ただともさんと一緒に声を上げて、自民党の失われた10年で県民生活が衰退をし、人口が減り、若者が地元からどんどんいなくなってしまった、その政治を一緒に変えようじゃありませんか。

 自民党はある意味、東京で成功して、そしてその成功者をモデルにした政治をしようとしている。でも地元のことは全然わかっていない。ただともさんはここ大分から国会に通い、皆さまと対話をし、農業も商工業も、皆さまの生活を見てきた。そういう、まさに対照的なこの人の戦い。どちらが皆さん県民目線ですか、ただともさんじゃないですか。

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 泉代表は、壮行会前に記者団の取材に応じ、「(2019年に党派を超えた支援でいただいた議席)今回はその補欠選挙。引き続き野党の力を結集して、いまの物価高に対抗する、また地方の衰退に対抗する、吉田ただともさんの勝利に向けて、全力を尽くしたい」と述べました。

 告示日に大分入りした理由については、「間違いなく最重点であり必勝区であるから」「吉田さんはこの大分で生まれ育ち、そして働いてきた。大分愛に関しては誰にも負けないというものを持っている。私も、その吉田さんのチャレンジをぜひとも応援したい」と語りました。

 大分をはじめ衆参あわせて5補選が始まることへの意気込みを聞かれると、「われわれとして公認候補を出している大分選挙区、山口4区、千葉5区、この勝利を最優先に取り組んでいきたい。そして3勝したい」「さらに言えば、全体的に野党が勝利をできるように、われわれもいまこの大分でも野党統一という形で戦いますので、できる限りこの3プラスアルファを目指していきたい」と述べました。

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