衆院山口4区補欠選挙5日目の4月15日夕、党公認で立候補した有田芳生候補は、枝野幸男前代表、福山哲郎前幹事長、辻元清美参院議員と下関駅前で街頭演説を行いました。

■福山哲郎前幹事長

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 山口4区補欠選挙に立候補すると聞いた時に、何でだろうと思った。有田さんから聞くと、下関で両親が出会い結婚をした。そして長門で新生活を始めた。まさに有田芳生さんのルーツがここにあるという話を聞いた。下関に対する思いは人一倍あると納得した。

 有田さんは12年参院議員をやってきた。常に一緒に闘ってきた。有田さんの見ている先には必ず、人、命、生活があった。30年にわたり拉致問題の取材にあたってきた。そして統一教会の取材も30年やってきた。政治にはいろいろな因縁がある。まさにその因縁の中で有田さんは決断をした。

 アベノミクスで本当に、下関をはじめ日本全国の皆さんが豊かになったのかと考えた時に、それもまさに曲がり角にきている。物価高も毎日国民の生活を痛めつけている。そういうときだからこそ、安倍政治を礼賛するだけでなく、見つめ直す。そして安倍政治に一度ピリオドを打つ、もう一度この国の政治をまっとうな政治に戻していく。その出発点がこの山口4区補選ではないか。

■辻元清美参院議員

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 いまの日本の政治を変える急所が山口4区。そしてここは有田さんの両親が結婚をしたふるさとだという思い。ここで有田さんが勝てば、日本の政治は大きく新しく生まれ変わることができる。

 山口県の皆さんにとって私がどう見られているのか心配もあった、安倍元総理の天敵と言わていたから。でも人の命を奪う、言論を暴力で封じるというのはあってはならない。そして、ネット上の差別やヘイトやデマを信じて、今、さまざまな暴力や差別が起こっている。私も選挙前に事務所が襲撃されるということがあった。こうしたあらゆる暴力や差別と最前線で闘ってきたのが有田芳生さん。

 暴力は許さない、言論で闘うんだという有田さんを国会に送り返してもらいたい。

■枝野幸男前代表

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 有田芳生さんの応援に、2017年の立憲民主党を立ち上げた中心メンバーの中の3人がこうして並ばせていただいた。あのときの原点を貫いて一緒に行動をしてくれている有田さんの無謀とも思える、でも意義のある、そして大きなチャンスのあるこのチャレンジを何とか皆さんの力を借りて成就させたいとの思いでやってきました。

 下関をはじめとする長州・山口の皆さんが、日本の近代、いまに至る日本のあゆみを大きく作ったのは否定しようのない事実。そしていま再びこの下関、山口が日本の歴史を次のステップに進めていくチャンスを下関、山口4区の皆さんは持っている。有田芳生さんを押し上げることによって、明治維新のときに奇兵隊の皆さんが歴史を動かしたように、皆さんの力で歴史を動かそう。

 安倍元総理は、ある意味で犠牲者だと思う。亡くなられたことだけではなく、昭和の日本のやり方が平成になって通用しなくなった、でも何とか昭和の成功体験にすがって維持しようとした無理が凝縮されたのが安倍政権だった。その安倍政権が終わり、凶弾に倒れたことでこの国はどこに進めばいいのか分からなくなっている。

 有田さんはとことん現場主義。いま皆さんの現場の声が政治に届いていない。だからズレが生じている。だったら現場主義の政治に切り替えることで、私たちはもっと良い未来をつくれる。みんながもっと豊かさと安心を実感できる、もっと良い未来を有田芳生と作ろうじゃありませんか。皆さん力を貸してください、いやともに闘っていきましょう。

■有田芳生候補

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 私のルーツがある山口4区で安倍晋三元総理の後継議席を巡る選挙で、野党の候補者がいないということは避けなければならないし、野党第1党の立憲民主党が闘う姿勢を示すために私が立候補しなければならないと判断した。

 安倍政権には光もあれば影もある、そのことを今度の選挙で公平公正に評価をしていく選挙にしなければならない。具体的には、拉致問題、統一教会の問題。しかしに何よりも下関・長門の皆さんにとっては暮らしの問題を振り返らないといけない。

 10年前、安倍元総理は「アベノミクスを進めていけば国民の皆さんの所得は10年後には150万円上がります」と言っていた。10年経ってどうですか。150万円上がるどころか実質賃金は下がっている。

 破れることが恥なのではない。破れるかもしれないことを恐れ、闘わないことが恥。過去は学ぶことはできるけれど、変えることはできない。しかし未来は知ることはできないけれども、変えることはできる。だから保守王国、自民党王国だと言われたって、私たちの志を広げていけば必ず勝利することができる。石にかじりついても、岩をこじ開けても勝利のために闘いますので、どうか皆さん志を広げてください。

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