衆院千葉5区補欠選挙最終日となる4月22日、行徳駅前の街頭演説会には党公認で立候補している矢崎けんたろう候補の応援に野田佳彦最高顧問、大串博志選挙対策委員長が駆け付けました。衆院千葉5区補欠選挙は、政治資金パーティー収入を過少記載し、自民党を離党した薗浦健太郎氏の議員辞職に伴うもの。

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 矢崎候補は、今回の選挙戦では大きく(1)政治とカネの問題(2)岸田政権が進める政策の問題――を訴えてきたとして、「自民党が勝利すると、政治とカネの問題もなかったことになるし、岸田政権の政策も信任されたと前に進んでしまう。これにストップをかけるためにも何として勝ち抜きたい」と力を込めました。

 矢崎候補は、「大学時代、リクルート事件が起き、権力に近い人たちが不正をする社会はおかしい、どうしたらこれを変えられるかと思ったのが政治家を志した原点だ。そして、真面目に働き生活している皆さんが報われる社会にしたいと政治家を続けてきた」と表明。今回の千葉5区の事件でも多くの人が怒っているはずなのに、なかなか声を上げられないことに、「この10年間の自民党1強政治の結果だと思っている。本来権力を持っている人は抑制的に使うべきところ、数の力で反対する人の意見を聞かず無視をする、ということが繰り返されるなかで、反対してもどうせ何も変わらない、政治に期待しないという世の中になっているのではないか。でも私はそれではいけないと思う。今の政治、社会がおかしいと思ったらあきらめずに言い続けることが大事だと思っている。今回の選挙で、皆さんに代わって、この気持ちを国政に届けていきたい」と訴え、政治を変えるために国会へ送ってほしいと訴えました。

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 大串博志選対委員長は、「政治とカネの問題は、必ず税金の使い途に行き着く、私たちの暮らしに直結する。今回の補欠選挙の費用も、使わずに済んだはずの私たちの税金。そして今、民主党政権の時に行われないようにした高級官僚の天下りが安倍、菅、岸田政権の中で復活していることが明らかになった」と指摘。国土交通省の天下り問題に言及し、「元役人が民間企業に対し『国土交通省の元官僚を天下りさせ社長にしろ。社長に据えてくれたら国土交通省も応援する』と言った。『応援する』とは予算を付けてあげるという意味。この予算はすべて私たちの税金。これが顕著な例。政治とカネの問題を断ち切ることは税金の使い途を正しくしていくことにつながる。そのために戦ってくれる仲間が矢崎けんたろうさんだ」と支援を訴えました。 

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 野田最高顧問は、「現職の議員が亡くなったり、辞めたときに発生するのが補欠選挙。やむなく実施する補欠選挙は民主主義のコストだと受け止めることができるが、千葉5区の補欠選挙は、現職国会議員がパーティー券で設けて報告せずに4千数百万円もの裏金を作って、説明することなく辞めていったことによるもの。これこそ税金の無駄遣いだ。自民党にお灸をすえなければならない選挙だ」と訴えました。

 また、「与党と野党というのは、一致点を見出さなければならない、その努力をするのが民主主義。安倍元総理の追悼演説を通じてそういうメッセージを出したつもり。安倍元総理とは考え方の、政治的立場も違うが、時折は一致点を見出す瞬間もあった。でも岸田総理は最初から数字ははぐらかす、聞く力と言いながら本気で聞こうとしない。質が悪い」と批判。「こういう政治にお灸をすえなければいけない。岸田政権の中間評価をすることができるのは千葉5区の市川と浦安の有権者の皆さんだけ。政治とカネの問題にけじめをつける、納税者を馬鹿にしている政治にお灸をすえるためにも矢崎けんたろうさんにご支援をいただきたい」と呼びかけました。

 街頭演説会には、市川市議選挙候補者のにしむた勲候補も参加しました。

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