衆院山口4区補欠選挙の選挙活動の最終日の4月22日、党公認で立候補した有田芳生候補は下関市で石垣のりこ参院議員とともに最後の街頭演説を行いました。

 石垣のりこ参院議員は、有田芳生が選挙で訴えてきたアベノミクスの検証に触れ、「山口の皆さんの生活は本当に豊かになった実感があるのか」「格差を作ってきたのは今の政権与党。4割を占める非正規、そのうちの7割が女性。この置かれた現実を目の当たりにした上で、私たちはどんな社会を目指すか」と問いました。「どこにお金を回していくのか、税金の使い方を決めるのも国家の大事な役割。少子高齢化が待ったなしだと言うなら、人を中心に予算を配分すべき。教育費の無償化、給食の無償化も10年も前から言いながら、今も実現してないことが問題ではないか。優先順位を間違っている。立憲が目指している支え合う社会が必要だ」と訴えました。

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 そして、「1強独裁の政治は安定して良いという人がいるかもしれない。しかし、よどみ、停滞を生んでしまう。それが、旧統一教会の問題ではないか。半世紀前から問題が指摘されながら、政府は動かなかった。人権を侵害され、寄付で家族が困っても、自己責任だと言われ解決できなかった。問題のある社会的存在と政権が手を結んできた」と述べ、「皆さんの希望を有田候補に託してほしい。一票一票を重ねてほしい」と訴えました。

 有田候補は、安倍元総理の意思を引き継ぐと言っている自民党候補者に対して、アベノミクスは「当初10年たてば国民の総所得は150万円上がると言った。しかし、10年経ったが、所得は上がるどころか、実質賃金は下がり、平均賃金も下がりっぱなし、日本の経済は衰退している」と指摘し、「国民を苦しめたアベノミクス、その政治を継承してどうするのか」と訴えました。

 また、北朝鮮による拉致問題についても「小泉訪朝から21年間、拉致被害者を一人も取り戻せなていない」と指摘し、「安倍元総理の意思をどう引き継ぐのか、意見を聞きたい」と問いました。

 有田候補は「この選挙に出馬するのは無謀だと言われたが、戦わなければ状況を打開できない。過去は変えることはできないが、未来を変えることはできる」と述べ、「容易足らざる戦いだが、街を歩くとものすごい反響がある。山口に風穴があき、自由に語ることができるようになりつつある。こんな面白い選挙はない。あと1日、多くの人に選挙に行っていただきたい」と訴えました。

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