立憲民主党は11月16日、泉「次の内閣」第41回閣議を開催しました。
冒頭のあいさつで泉健太代表は、来年度に実施する児童手当の拡充策の一つ、「第3子以降の加算倍増」の件で、3人以上の子どもがいる場合、最年長の「第1子」が高校を卒業すると「第3子」が「第2子」に繰り上がるため、加算が受けられなくなる現行の仕組みを改め、子どもとして数える期間を「大学生」まで延長するという案に対して、「異次元少子化対策のどこが異次元なのか」、「児童手当のカウントの仕方について、わが党はずっと指摘してきた」「急きょ『大学生』という言葉が出てきたが、どこまでが『大学生』か、年齢で区切るつもりなのか」と述べました。さらに、「介護士や保育士等の待遇改善についても、わずかな賃上げで他の業種との差がいつになったら埋まるのか、歩みの一歩が狭く政府のやる気が全く見えない」と批判しました。
また、自民党の防衛政務官の性加害報道についてふれ、「適材適所と言われてきた人物からこのように次々と問題が湧き上がっていることは、本当に総理の説明責任が問われる状況にある」と強調しました。
1.報告事項
【閣法・条約審査報告(法案分類B)】
(1)官報の発行に関する法律案 《賛成》
(2)官報の発行に関する法律の施行に伴う関係法律の整備に関する法律案 《賛成》
(3)環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定へのグレートブリテン及び北アイルランド連合王国の加入に関する議定書の締結について承認を求めるの件(CPTPPへの英国の加入議定書) 《賛成》
【持ち回り審査結果報告=閣法(法案分類A)】
(4)国立大学法人法の一部を改正する法律案 《反対》
【議員立法登録】
(5)物価高騰対策給付金に係る差押禁止等に関する法律案【超党派】 《登録了承》
2.審査事項
【予算案審査】
(1)令和5年度補正予算案 《組替動議の取り扱い含め一任》
【閣法審査】
(2)地方交付税法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案(補正予算関連) 《一任》
【政策審査】
(3)悪質ホストクラブの被害防止対策の徹底・強化を求める要請(案) 《了承》