NPO法人ドットジェイピーが3月17日に開催した政策コンテスト「未来自治体全国大会2024」決勝に、「次の内閣」ネクスト厚生労働大臣の高木真理参院議員がゲストとして参加しました。

 この大会は全国から400チーム約900人の大学生が参加し、政策を競うもの。今年は「30年後の日本一住みたいまち」をテーマに、自分の住んでいる「まち」の30年後のビジョンを思い描き、それを実現させるための政策と予算案をそれぞれ提案しました。

 決勝には、全国30ブロックの予選を勝ち抜いた「チームピースメーカー」(長崎)、宮崎大会「チームくろーばーど」(宮崎)、「チーム岡田ボクサーズ」(東京)、「GLIP(Glocal IWATA Pride)」(東京NPO)の4チームが進出(発表順)し、プレゼンテーションを行いました。

 各チームのプラン発表に続きゲストからの講評、パネルディスカッションがあり、それを踏まえて、視聴者約500名の投票で優勝チームが決定します。講評は他に、毎日新聞専門編集委員の与良正男さん、政策分析ネットワーク事務局長で政策メディア編集長の田幸大輔さん、片山さつき参院議員が参加しました。

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 優勝したのは「チームピースメーカー」(長崎)。「長崎スタジアムシティから平和を」をテーマに、被爆一世はあと10年でいなくなるなか「新平和」をコンセプトに「平和を資源とした持続可能なビジネスを生み出す!」と主張。今年秋に開業する長崎スタジアムシティで平和に関連した集客の実現を目指し、「修学旅行生のための平和フェス」「外国人観光客のためのスポーツイベント」「VRを使った体験型平和学習で被爆の実相を学ぶ」など「国内外観光客、長崎県民を対象にしたデジタル事業」と、スタジアムシティ×新平和のイノベーションで全国、世界を巻き込んでいく3つのアクションを提案しました。

 最後に総評に立った高木議員は「皆さんが提案した政策は、自治体だけにとどまらず国にも提案し、是非実現してもらいたい」と出場チームにエールを送りました。