東京・江東区長選挙における選挙違反事件で自民党衆院議員が議員辞職したことにより行われた、東京15区補欠選挙で当選した酒井なつみ議員が5月1日、衆院に初登院しました。
酒井議員は、福岡県北九州市出身、1986年生まれの37歳。看護師や助産師として働いたあと江東区議を2期。衆院での所属委員会は未定です。
初登院の際に記者団から、国会に入っての感想を求められた酒井議員は、「あらためて実感がわいてきた。皆さんの声を代弁していくということの重要性をひしひしと感じている。その重責を担いながら、自分らしく活動していきたい」と述べました。
補選で大きな争点となった「政治とカネ」の問題については、「有権者の皆さんの『今の政治を変えてほしい』『まっとうな政治を実現してほしい』という願いにしっかりと応えていきたい。立憲民主党は今回、3つの補選に勝ったが、野党第1党としての期待がそれだけ集まった結果であり、しっかり追及して、政治資金規正法の改正であるとか、透明性の高い、まっとうな政治を実現していく」と答えました。
国会で取り組みたい政策について酒井議員は、「看護師・助産師として12年間医療現場で働いてきた。この自分自身の専門性を活かして、医療や保健や福祉、子育てや教育、社会保障制度改革などに取り組んでいきたい」と述べました。
最後に酒井議員は、「今困難を抱えている方々の伴走をしたり、共感をしたり、傾聴をしたりする姿勢を持ち続けながら、課題の本質をとらえて政策実現していけるようにしていきたいというのがこれまでの目標。引き続き頑張っていく」と述べました。