岡田克也幹事長は4月30日、国会内で会見を開き、28日に投開票された補欠選挙について発言しました。

 衆議院の3つの補欠選挙で立憲民主党候補者が当選したことについて、岡田幹事長は「非常に良い結果だった」と述べました。次の衆議院解散総選挙について6月の解散、遅くても10月の解散と言われていることから、島根1区に対しては、「今回、回れなかった団体や企業も回り」、さらに支持を広げたいと述べました。東京15区については、「票としてはかなり開いたが、無党派層は取り合いになり、十分に取れていない。自民党票は取れていない。自民党の候補者も出てくるであろう次回の総選挙でも議席が得られるように」とさらなる取り組みを求めました。長崎3区については、「地方に行くと大阪以外の地域では、自民党と争っているのは立憲民主党だということが示された。長崎は選挙区の区割りが変わり相手が変わるので、楽観できる状況ではない。気を引き締めてやってほしい」と述べました。

 岡田幹事長は「次の総選挙では、小選挙区で勝利できるよう、候補者の擁立も含めて頑張っていきたい」と意気込みを語りました。



岡田克也幹事長記者会見

2024年4月30日(火)15時00分~15時28分
発行/立憲民主党役員室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
https://youtu.be/sGYJVlUAZq0


■冒頭発言

■質疑


■冒頭発言

○衆院3補選での勝利を受けて

【幹事長】
 私からは、まず、三つの補選です。
 本題に入る前にちょっと、私は東京駅に(午後)8時半頃に、地元での座談会など4会場を終えて8時半くらいに東京駅に着く日程でしたので、8時に三つとも当確が出るというのはちょっと想定外で、党本部は行かずに失礼をいたしました。
 この三つの補選、結果は3勝ということで、非常にいい結果だったと思いますが、これにおごることなく、しっかり活動していくことが大事だと思います。
 きのうも亀井さんとちょっとお話しする機会があったのですが、もう、少し休んだらすぐに6月の解散・総選挙、遅くとも10月という前提で、しっかりお礼回りをしてくださいと。党でいろいろ開拓した、今まで亀井さんご自身が行っていない、そういう企業などもたくさんリストとしてあるので、それを懸命に回ってもらいたいということを申し上げたところであります。
 東京(15区)のほうも、票としてはかなり開きましたが、やはり無党派層は十分に取れていないというか、取り合いになったということですし、もちろん自民党票はほとんど来ていないという状況で、次回この15区がどういう構図になるのか。当然自民党も出してくると思われますので、そういう中でも引き続き次の総選挙でしっかりと議席が得られるように頑張ってもらいたいと思います。
 長崎(3区)はかなり差がつきました。維新とは、やはり地方に行くと、これは馬場さんだったか藤田さんだったか言っておられたと思いますが、関西圏、大阪中心のところ以外は、小選挙区で自民党と争っているのは立憲ということは今回も明らかに示されたと思います。かなり差をつけて維新との戦いを制したわけです。ただ、長崎は今度、選挙区が変わりますので、相手も強力だし、決して山田さん楽観できる状況ではないので、しっかり引き続き気を引き締めてやっていただきたいと思います。
 三つ議席が増えたわけですが、それを次の総選挙を経てもそのまま選挙区で勝利できるように努力してもらいたいと思っております。

○次期衆院総選挙に向けて

【幹事長】
 きのうは私は群馬に行きまして、長谷川さん、群馬3区ですね。館林市、それから太田市で街頭演説を一緒にいたしました。
 この補選の期間中も、3人、三つの選挙区以外のところも定期的に回っておりましたが、連休が明ければまた全力で、週末、あるいは平日含めて、しっかり応援に回りたいと思っております。連休中ももうちょっと地方を回りたかったのですが、なぜかなかなかアポが入らず、特に地方議員さんたちの協力がなかなか得にくいということは連休中あるので、あまりそこは無理強いできませんので、連休中は自分の選挙区を一生懸命回ると。あとは2区ですかね。三重2区、下野さんのところには行くことにしていますが、基本は自分の選挙区ということで少しやりためておこうと思っております。
 いろいろな意見がありますが、岸田さんの心情を考えれば、6月、会期末の解散・総選挙という可能性は依然として否定できませんので、それを前提に党としては組み立てていくと。それがないということになれば、総裁選直後と。そのときは新しい顔でということになるのだろうと思います。どのみち、そうだとしても、それは10月の初め、中頃ということであって、今からもうそんなに、半年ないわけですから、そういう意味でしっかりと、もう詰めの段階だと思っております。候補者の擁立も含めてしっかりと頑張っていきたいと考えているところです。


■質疑

○裏金問題 真相究明と政治改革について(1)

【NHK】
 今回の選挙で争点の一つとなったのが政治改革や政治と金の問題だと思う。今回3勝という民意を受けて、ゴールデンウィーク明けからの政治改革の議論にどのように臨んでいきたいか、幹事長のお考えをお聞きしたい。

【幹事長】
 我々のスタンスはもう変わりません。既に考え方を示しているし、法案はいつでも出せます。中身はしっかりとしたものを出しておりますので、それは全く変わらないということです。
 きょうの岸田さんの話を聞いていますと、少し、今までは三つの項目に固執していたわけですが、旧文通費とか政策活動費、そういうものも含めてもう少し前向きな形で出してくるのかなというふうにも思われます。
 「だから言ったじゃないの」と私は言いたいのですね。(先週)月曜日に、集中審議のときに、全く認識が誤っていると。あのときにびしっとしたものを自民党さんが出していれば、また違った受け止め方があったのだろうと思いますが、あのときには、前々から言っている3項目、それをやって、ほかの話はちょっとその後考えるみたいな、全くだらだらした、そういう案だったわけですね。
 選挙が終わって慌てて少しぴりっとしたものを出すよりは、どうして1週間前に出せなかったのかというふうに思います。

【NHK】
 この選挙の結果が、御党の考えを進めるに当たって追い風になるような感じはするか。

【幹事長】
 今の自民党の案が駄目だということははっきり示されましたので、我が党の考え方だけではなくて、他の野党の考え方も含めて、かなりの部分は一致しているわけです。公明党さんも含めて、かなり共通点はあります。そういうものをしっかりと正面から問うていくということだと思います。
 政策活動費なども、集中審議でも言いましたように、透明性が大事だと総理がおっしゃるのならば、47億円使って何の説明も要らないという、それが透明性なのですかと。これはどう説明しても、私は岸田総理は説明し切れないと思います。そういうものを正論でしっかり追い込んでいくということだと思います。

○次期衆院総選挙に向けて(1)

【NHK】
 あと一点、別件で。解散のことについて、先ほど、岸田総理の心情を考えれば6月というのは否定できないということだったが、心情というのは、やはり総裁選での再選という意味合いなのか。

【幹事長】
 総裁選をこのまま迎えたら、やはり出られないか、少なくとも勝てないということだと思いますので、やはりそれまで、ただ、国会を一回閉じてからまた9月の頭とかにもう一回開くというのは、これは開くのは相当エネルギーが要りますので、解散だけならば総理がえいやっで決めれば解散できてしまいますので、そういう意味では、やるならばやはり6月、会期中かなというふうには思います。
 延長してということになると都知事選の関係が出てきますので、やはり6月のしかるべきときに解散するというのが総理にとっては残されたただ一つの道で、それができるかどうかはわかりませんが、それを志向していくということは間違いないと思います。

【読売新聞】
 補選の結果で、3勝されて、泉代表も岸田総理に早期の解散・総選挙を要求されていると思うが、岡田幹事長は、民意として3勝したということで、政治と金の問題だったり、そういう点で、立憲さんに今、風がどちらかというと吹いていると思うが、総選挙についてどのように考えていらっしゃるか教えていただきたい。

【幹事長】
 解散をするのは内閣総理大臣であって、そして、解散について言及できるのは野党第1党の党首だけであるというのが私の持論です。それ以上のコメントはありません。

【日本経済新聞】
 まず、補選の関連で伺いたい。先ほど次期衆院選に向けて候補者の擁立も引き続き目指していくということだったと思うが、今回の3勝という結果を受けて、これまで200人という目安をたしかおっしゃっていたと思うが、目標も含めて上方修正などの考えはあるか。

【幹事長】
 数出せばいいというものではないのです。それから、数を出せば他の野党とのバッティングという問題も出てきます。
 やはり、いい人を一生懸命探して擁立をしていくということだと思います。出すだけでは意味がありません。出して自民党に勝てる可能性のある、そういう候補者をいかにこれから擁立していくかと。何人か新しく追加的に出てくる人はいるわけですが、何とか200に近づけたいと思います。

【日本経済新聞】
 ということは、今回の結果を受けて、これ以降の擁立方針の変更は基本的にはないという。

【幹事長】
 前から、とにかくいい玉を出したいというふうに考えていまして、そこは同じです。3人受かったから、勝てない玉をどんどん立てればいいとか、そういう発想には至っておりませんし、やはり3人は玉がよかったから勝ったということだと思うのですね。やはり最終的には玉次第ということだと思います。
 もちろん選挙の直前になれば、比例とか、そういうことで立てるということは当然必要になってきます。ブロックによってはかなりの人が当選しそうだと、現状ではそういうブロックだってありますから、そういうところは比例単独で何人かその下につけるということがないと空振りになってしまいますね。そういうことは当然考えなければいけないわけですが、選挙区でしっかり戦える人を200というのが一番大事なことだと思っています。

○円安の進行について

【日本経済新聞】
 別件でもう一点、為替について伺いたい。昨日、一時、円安、1ドル160円台に入り、否定はしているが、市場では為替介入の観測も広がっている。実体経済への影響をどうご覧になっているかということと、物価高対策など政府に求める対策、お考えを教えていただきたい。

【幹事長】
 非常に厳しいところですね。今の円安は私は異常な水準だと思いますし、投機筋も相当動いている結果ではないかと思います。つまり、日銀がなかなか動けないだろうと、その金利を上げるということは相当慎重に丁寧にやっていかないといけないということを見透かして、こういった円安が生まれてきてしまっているということだと思います。
 これはやはり長年にわたってマイナス金利とかゼロ金利とか超金融緩和とかをやってきたことの負の遺産の一つです。とはいえ、そんなに取れる手段があるわけではないので、丁寧に、うまく、影響の少ないように乗り切っていくしかないということだと思います。
 国民生活への影響は非常にあると。輸入物価が上がりますから、当然そういうふうになります。そのために、では、どういう対策が必要なのかということは考えなければいけないと思います。

【日本経済新聞】
 追加の経済対策などを求める考えはあるか。

【幹事長】
 ただ、今は需給という面で見ると、もちろん消費はちょっと厳しい状況です。実質賃金は下がっているし、また物価が更に上がっていくということになるとですね。ただ、ほかのものがどうかというと、需要を追加するような経済対策ではないのだろうと思います。
 やはり、この物価がこれから更に上がっていくことによって非常に大きな影響を受ける、そういうところにピンポイントでどういう政策を打っていくかということだと思います。それは個人も企業も同じだと思います。

○裏金問題 真相究明と政治改革について(2)

【フリーランス】
 補欠選挙で3議席増えたことによって衆議院の委員会の配分が変わるそうだ。衆議院事務局に取材したら結構しっかり教えてくれて、政倫審は1人増えるということで、5月7日、月曜日の議運理事会で決まるだろうということだ。これは私も開票が終わってから知ったが、政倫審の委員が1人増えると野党が全部まとまれば参考人を呼ぶことができるかもしれないという形になってくる。5月、そういった中で、政治改革特別委員会のほうと、政倫審でもう一回、例えば森喜朗さんとか、そういったことの真相究明を車の両輪でやるというようなことは今後あるか。

【幹事長】
 我が党の議員が増えたことによって、要するに野党議員が増えて、やりやすくなった部分はあると思います。今後、政治改革特別委員会と、それから政倫審と、あと予算委員会ですね、どういうふうに役割分担していくかということも含めて、しっかり作戦を立ててやっていきたいと思います。
 これも集中審議でお聞きした、森さんのヒアリングですが、総理は極めていい加減なことしかやっていないことはもう明らかになっております。近々総合誌で森さんのインタビューも出るというふうに聞いていますが、少なくともキックバックはご存じだったはずなのですね。違法な不記載のキックバック、キックバックが不記載だったかどうかは別にして、キックバックそのものはあったというのは、それは安倍派の幹部も20年前からとか自分が当選したときにはというふうに言っているわけなのです。そのくらいのことすら森(元)総理に聞いていないという。何も聞いていないわけですね、(岸田)総理は。だから、総理が聞かないということであれば、それは何らかの形で聞かざるを得なくなるということだと思います。
 でも、基本はやはり総理がきちっとお話を聞いて、議事録をつくって、そして、お話しになるということが必要だと思います。

【フリーランス】
 月刊「文藝春秋」の森功さんという記者のインタビューは、発売日が来週なのでまだ私も見ていないが、以前その方の書いた記事で結構スクープがあり、日本財団ビルに森さんの事務所が今あるそうだが、下村博文さんが現金2000万円を持って行って私を清和会会長にしてくださいのようなことをして、ものすごく怒られたというふうな話がある。下村さんはそれを政倫審で話すのかなと、話しはしなかったが。いずれにしろ、さまざまな全容解明を急ぎたい、聞きたいところだが、あくまでも再度の岸田ヒアリングをまずは求めるということか。

【幹事長】
 今おっしゃったことの事実はわかりませんし、私は球を散らすつもりはないのです。それは興味深い話かもしれませんが、本質とは関係ないです。やはり、きちっとこの裏金の問題について、誰が、いつ、どういう意図で始めたかということを明確にするということが本旨です。

○次期衆院総選挙に向けて(2)

【フリーランス】
 もう一つ、先ほどの候補者200人擁立の話に関して伺いたい。改めて小選挙区のほうを見ると、自民党の選挙の強い議員のところには、麻生副総裁のところとか、野党が誰も立てていない状態にあるかと思う。別に参政党がどうこうではなく、参政党しか立てていないというところが二十幾つあるかと思う。それはある程度力のある新人も、いろいろと選挙区を見てやっているのかと思うが、今回の補選でやりやすくなるのか。個別の選挙区はあまり聞かないでくれと以前から言われているが、たまたま先週、東京25区という、東京都内で一番面積の広い、自民党の井上信治元万博担当大臣が連続して当選している、一番面積が広いところが自民党の現職で麻生派の井上さんがいれば普通は強いが、れいわ新選組が新人を発表した。こういったところでは基本的にれいわのほうに寄せていくという感じになるのか。東京25区の話を出したのは、その二十幾つあるなと思った中で、たまたま東京25区だけれいわが先週発表したので、ちょっとそういった形で切り出してそれだけ伺いたい。

【幹事長】
 25区って、うち、出していますよね。

【フリーランス】
 井上信治さん。前は竹田さんとかが。

【幹事長】
 いや、25って、うちは出しているのではないですか。

【司会(事務局)】
 ちょっと質問中に確認しますので、一旦下がっていただいて、ほかの方を取ります。

【共同通信】
 本日、岸田首相がぶら下がり取材に対して、衆院の解散時期を問われ、全く考えていないというお答えだった。これまでは、今はというような留保がつくことが多かったが、少し考えていないぶりを強調した発言になっている。この点の受け止めはいかがか。

【幹事長】
 総理はいろいろな思惑で言っておられるのか、それとも、何も考えずに表現が違うのか、わかりませんが、いちいちそういうことにはコメントいたしません。

○裏金問題 真相究明と政治改革について(3)

【共同通信】
 関連で、もう一点。同じく岸田首相のコメント、補選の結果についてで、真摯に重く受け止めていると。特に島根1区について、自民の政治資金問題が大きく足を引っ張ったことを候補者や地元に対し申し訳なく思っていると。この総理の見解と補選の結果を合わせて、受け止め、ご所感はいかがか。

【幹事長】
 自民の裏金の問題、それは要するに安倍派の問題だけれども、それだけではなくて、やはりその問題の処理を誤っているということなのです。
 この前の予算委員会で申し上げたように、やはり事実関係を明らかにする。これは執行部の責任です。
 そして、適切な処分をする。ここも非常に甘いし、根拠がはっきりしない。
 具体的な対策を打ち出す。ここも極めていい加減。
 これは全部、執行部、総理の責任ではないですか。だから、何か言い方が非常に他人事みたいでおかしいなという気がしますね。

○次期衆院総選挙に向けて(3)

【幹事長】
 25は、うちは立てていないそうです。

【フリーランス】
 今後、20くらいある、自民党しかと参政党を除いた言い方もあれだが、20くらいのところ、今回の三つの補選を見て、新しく応募してくれるような人が出そうか。

【幹事長】
 一生懸命我々活動していますが、我々のストックというか、地方議員の方とか、さまざまな人材がいますから、全体で200くらいには行くのだろうと思います。  ただ、数字先にありきではない。先ほど言ったとおりです。

【フリーランス】
 今、当選4回で40代前半で実力あるという議員、自民党の現職の中で、例えば牧島かれん元大臣とか、広島だと小林史明議員という事務局長族と言われている議員とか、あるいは、山形2区の41歳の鈴木憲和農林水産副大臣。全国で鈴木農水副大臣といったって正直誰もご存じないと思うが、当選4回の41歳の農水副大臣のところなどには立っていない。以前に比べると、比較的そういうのは地元が好きだという人が応募することがあったかと思うが、かなり丁寧に選挙区を見ている人が多いと思う。そういったところも幾つかは勝ちに行く、本当にこれから先、小選挙区でも取れる選挙区はあるとお考えか。

【幹事長】
 ちょっと、どういう趣旨で聞いておられるのかわからないので、お答えのしようがありません。我々は、いい候補者がいれば立てていきます。

○衆院補選「妨害行為」について

【フリーランス】
 15区のことで伺いたい。乙武さんに対して非常に妨害的なのが入っていた。酒井さんもいろいろと被害を被ったと思うが。乙武さんは2年前の参議院選挙に出たときはこんな妨害はなかった。これは応援団長の小池さんに対する妨害というのも一緒だったが、はっきり言って、小池さんの政治家としての経歴詐称のことを十分に説明していないということがあったので、これは起こったと思う。小池さんの説明責任ということについて、岡田さんはどう考えるか。

【幹事長】
 まず、今回の一部の候補者の妨害行動ですが、これは本当に問題です。選挙期間中だということで取り締まる側も慎重に見ていたかもしれませんが、選挙妨害ということになるのではないかと私は思います。
 それから、もし、それが候補者ということでそういうことにならないということであれば、法的な対応ということも少し冷静になりながら考えていかないと、あんなことをやられたら選挙運動ができなくなってしまうということになりますね。街宣車のすぐ後ろにつけて、大音響で声をかき消すような、そういうことを平気でやるということですから。我々も被害に遭ったわけですが、そういうことはないようにしなければいけないと思います。
 ただ、それが小池さんのせいかというと、私はちょっとそれはコメントしかねます。酒井候補もかなりやられました。そういう意味では、乙武さん、小池さんだけの話ではないと思います。

【フリーランス】
 酒井さんは正直言ってついでにやられたと思う。乙武さんが2年前に参議院選挙に出たときはこういった妨害はなかった。もっとも根本良輔が候補者としては2年前は参議院選挙で30に満たなかったのでできなかったと思うが。ですから、応援団長として来た小池さんを一緒にやったが、東京都知事、政治家小池百合子として、経歴詐称のことについてきちんと説明していると思うか。

【幹事長】
 酒井さんもかなりやられたのです。ですから、途中からもう集会の告知はできなくなりました。我々も応援に行っても、何の告知もない中で集会をぱっとやってぱっとやめるとかね。最終日だけですよね、ある程度告知ができたのは。最終日はそういう妨害行為はないというふうに見通しがついたのでそういったことが可能になったということで、かなり被害を受けているということは申し上げておきたいと思います。
 それから、小池都知事の経歴詐称の話は、これはちょっと別の話としてお話しさせていただきたいと思いますが、やはり本人がきちっと説明する責任があると思います。

(以上)