小川淳也幹事長は10月18日、広島市安佐南区のJR緑井駅付近で、あずまかつや・広島3区候補と、岡山市北区の岡山駅西口で原田ケンスケ・岡山1区候補と街頭演説を行いました。

■広島3区・あずまかつや候補

あずまかつや

 43歳4児の父親であり、20年間介護や障がい福祉分野で理学療法士として働いてきたあずま候補は、「介護や障害福祉、そして子育て世代の声を届けたい、これが私が政治家を志した原点だ」と立候補のきっかけを話しました。子育て世代向けの政策として、公立小中学校の給食費の無償化や高校・専門学校、大学の無償化を行うことを訴えました。また、広島3区が買収の罪で実刑判決を受けた河合克之・元法務大臣の地盤であったことに触れ、「広島3区がクリーンな政治になれば全国がクリーンな政治になる。もう政治とカネを論点にするのは今回の選挙で終わりにしましょう」と呼びかけました。

■岡山1区・原田ケンスケ候補

原田ケンスケ

 現在38歳の原田候補は、大学時代に若者と政治をつなぐ活動を始め、大学卒業後、NPO法人代表や大学非常勤講師や各省有識者会議委員などとして活動を広げてきました。「生まれ育った環境が『失われた30年』」と自身を紹介し、現在の日本経済の情勢についても「物価が上がっているのに、賃金が上がらず、年金も上がらない」と指摘。急速に進む人口減少、少子高齢化も含めて「この政治を変える」と話しました。地方にとってガソリン価格対策が重要だと訴え、「地域の経済が動き、日本全体の景気が動く。暮らしにこだわる政治をする」と主張しました。

■小川淳也幹事長

小川淳也 あずまかつや

 小川幹事長は、今の日本が人口減少や高齢化により、社会保障費が増加、財政赤字が増大し、さらに円安により食料品やエネルギー負担価格が増加しても賃金が上がらない状況であることを説明。こうした状況について「全て地続きの問題であるということに想像を働かせてほしい。この国が30年で失ったのは、運命でもなんでもなく、時の政策責任者が政策の決定を行ってきた結果である」と話しました。そして、「切なる希望は信頼される政治をつくることだ」と述べ、「政治改革を入口とし、社会の変革を出口とする、そうした真っ当な政治をこの国に作り上げていきたい」と訴えました。