野田佳彦代表は1月6日、党職員を前に仕事始めのあいさつを行いました。
昨年の臨時国会について「手探りの中、『熟議と公開』で一定の成果があった」と評価し、今月下旬に開会予定の通常国会に対して「(立憲民主党の)真価が問われる」と意気込みを語りました。
「政府予算案については納税者の観点からチェックし、修正できるものは修正する」「企業・団体献金禁止は3月末までにどこまで与党が寄ってくるか」「国会での議論の俎上にも載らなかった選択的夫婦別姓」など、次の通常国会で立憲民主党が取り組む政策テーマについて語りました。
30年に1回の改革のチャンスだとして「存在感を示し、夏の参院選挙につなげていきたい」と述べました。
また仕事始め後、野田代表は記者団の取材に応じました。
参院選については、124の改選議席数で「与党を過半数割れに追い込むのが最低限の目標」だと述べました。
石破茂総理が「大連立も選択肢」と述べたと報じられたことについては、「少数与党に陥っているから多分苦し紛れの発言、抱きついてきたのかなと思う」と述べ、「むしろ自民党を下野させ、政治の流れを変えていく」と強調しました。
自民党とカネの問題については、実態解明に向けて安倍派会計責任者の参考人招致が必要との認識を示しました。また、今年の東京都議選を念頭に、都議会自民党にも「裏金」の問題があると指摘。「政治とカネの問題に早く決着を」と述べました。
その上で野田代表は、「地方議員の数がどれだけ増えるかは、国民政党としての底力に直結する」として、各級選挙における勝利で、政権交代に向けた「足がかりにしたい」と意気込みを語りました。